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ジェームズ・キャメロン監督待望の新作映画『アバター』の映像24分がコミック・コンで公開!

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ジェームズ・キャメロン監督。会場は興奮状態!
ジェームズ・キャメロン監督。会場は興奮状態! - Photo:Yuko Yoshikawa

 26日までサンディエゴで開催されていたコミック・コンで、ジェームズ・キャメロン監督が新作映画『アバター』の一部映像を公開した。

 青いシャツにジーンズ姿のキャメロン監督が会場に登場すると、割れんばかりの大きな拍手がわき起こった。「14年間企画を温め、製作に4年の時間をつぎ込んだ」という本作。「ここにいる皆さんぐらいの人口しかないカナダの小さな町で育った僕は、毎日SF小説を読んで宇宙を夢見てきた。今も僕の中で元気に息づいているその14歳の少年のために、この映画を作ったんだよ!」と力強くコメント。続けて「2つ質問があるんだ。ほかの惑星に行ってみたいと思ったことがある人はどれだけいる? パンドラ(映画『アバター』の舞台となる惑星)に行く用意はできているかい?」と観客をあおり、興奮状態の中24分の3D映像が披露された。

 クリップには、半身不随で車イスに乗ったジェイク(サム・ワーシントン)が登場。彼は、人間とナヴィ族のハイブリッドであるアバターとなり、ナヴィ族の住む惑星パンドラの奥地へと入っていく。そこで、ナヴィ族のプリンセス(ゾーイ・サルダナ)に出会い、野犬のようなクリーチャーに襲われているところを助けられる……。

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 全体のストーリーはまだ秘密のままだが、3D映像は息をのむほどの美しさだ。惑星パンドラのジャングルやさまざまなクリーチャーなどがすごい迫力で迫ってくる。オリジナルのシステムを開発し、これまでにない斬新な映像作りを目指すキャメロン監督ならではの期待を裏切らないものだった。完成がさらに待ち遠しくなったのは言うまでもない。

 プレゼンテーションの後半は、プロデューサーのジョン・ランドーが司会を務め、キャメロン監督、シガーニー・ウィーヴァー、ゾーイ、軍隊の上官役のスティーヴン・ラングが登場。撮影でコミック・コンに来れなかったサムは、ビデオで会場のファンにメッセージを送っていた。

 シガーニーがキャメロン監督と組むのは映画『エイリアン2』以来。「こんなに素晴らしい役を書いてくれて喜んでいるわ。キャメロン監督は様々なインスピレーションを与えてくれるの!」とコメント。シガーニーふんするグレイスは、『アバター』のプログラムを運営する科学者で、ナヴィ族と彼らの住む惑星パンドラの自然を愛し、守ろうとしている役どころだ。プレゼンテーションの最後にキャメロン監督は、8月21日を“アバター・デー”とすることを発表。3Dを上映することのできる全世界のIMAXシアターや映画館で、コミコンに参加できなかったファンのために、15分の映像を無料で上映することを約束したのだ。このアバター・デーが大きな話題を呼ぶことは間違いないだろう。(取材・文:吉川優子 / Yuko Yoshikawa)

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