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キャイ~ン天野ひろゆきの監督作が上映!天野の作品と認識されずに500本の中から選出

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天野ひろゆき監督
天野ひろゆき監督

 26日、北海道夕張市で開催されているゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010のスカパー!シネマ座イベントで、映画『CAGE』が上映され、監督の天野ひろゆき(キャイ~ン)が登場した。

 バラエティー番組などで活躍しているキャイ~ンの天野だが、実はこれまでにも映画『マネーざんす』(2002)、『ござれまじ』(2003)などで映画監督の才能を発揮している才人でもあることは意外に知られていない。そしてこの日、リバイバル上映された『CAGE』(2003)は、2004年のゆうばり映画祭オフシアターコンペに出品され、約500本の応募作の中から入選。しかも事務局は天野の作品とは知らずに選んでいたという逸話を持つ作品だ。舞台あいさつに立った天野監督は「皆さん、浅田真央ちゃんのことで頭がいっぱいかもしれませんが、来てくださってありがとうございます。朝から観るにはヘビーな映画かもしれませんが、短い映画なのでね」と軽妙にあいさつ。

 続いてゆうばり映画祭の思い出を聞かれると、「夕張に異常に人気なカレーそば屋がありまして、以前に夕張に来たときに食べに行ったんです。そしたら前にロン毛で、うっとうしい人がいるなと思って。それが浅野忠信さんだったんです。僕がいたから不思議に思ったみたいですが、それから彼とはメル友になりました。ゆうばり映画祭のおかげで、友達が増えました」とうれしそうな表情。今回も小栗と話をしたという天野監督は「小栗くんと友だちになりたいな思って少し話をさせてもらったんですけど、かなり飲んでいらして(笑)。メアドを聞くような状況ではなかった」と話し会場の笑いを誘っていた。

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 本作は、キャイ~ンの天野ひろゆきがメガホンをとったブラックな味わいのする14分の短編。トイレの中にいた男の周辺で何かが起きているようなのだが、トイレのドアのわずかな隙間から見える風景と、音しか情報はなく……。最初は何が起きているのかわからないが、次第に真相が明らかになっていくという語り口が見事な短編作品だ。

 同映画祭は3月1日まで、アディーレ会館ゆうばり大ホールをメイン会場に周辺施設・ホールで開催される。(取材・文:壬生智裕)

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