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『オーシャンズ』シリーズのアンディ・ガルシア、無神経な対応のオーディションにおかんむり

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アンディ・ガルシア
アンディ・ガルシア - Photo:Nobuhiro Hosoki

 映画『ゴッドファーザーPART III』『オーシャンズ』シリーズに出演しているアンディ・ガルシアが、新作映画『City Island』(原題)や過去の苦い経験を語ってくれた。本作はシティアイランドに住む家族の元に、刑務所で看守をしていた父親ヴィンス(アンディ)が、20年前に置き去りにした息子を連れて帰ってくるというコメディー。

 アンディ演じるヴィンスは、隠れマーロン・ブランド好きという設定で、看守という職業がありながらも映画のオーディションに参加しては、マーロンのモノマネをするという変わったキャラクターだ。これまで演技派俳優として不動の人気を得ているアンディだが、若いころはオーディションで苦い経験もあったという。

 「20年以上も前の話だが、あるオーディション会場に行ったら、キャスティングディレクターにいきなり上半身裸になれと言われたんだ。何だか頭にきたオレは『君がまず脱いでくれ! それからだ!』って言ってやったよ」と明かす。続けて「ある女性キャスティングディレクターが受話器片手に、オレにアゴで『演じて』って合図してきた。だから『君がその電話を30秒以内に切らなければ、ここから出て行く!』と言ってやった」と話してくれた。結局その2つとも役はもらえなかったそうだが、「多くの俳優たちは、こういった無神経な対応に我慢しなければならないことがよくあるんだ」といまだに怒っているようだった。

 本作の共演者にはアンディの愛娘ドミニクがいる。「娘の演技は5歳のころから見ている。自然に演じることができる彼女を誇りに思うよ。それにセットでは、ああだこうだと口出ししないようにしている。あくまで、ほかの俳優と同じようにサポートしているんだよ」と父親の表情を浮かべるアンディ。1980年代のアンディはギラギラしたイメージが強かったが、現在では父親役を難なくこなす、貫禄(かんろく)ある名優といえそうだ。(取材・文:細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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