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ピクサーに就職するには?『トイ・ストーリー3』監督がこっそり教えます!

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リー・アンクリッチ監督
リー・アンクリッチ監督

 カウボーイ人形のウッディら愉快なおもちゃたちの冒険と友情を描いた、ディズニー/ピクサー最新映画『トイ・ストーリー3』でメガホンを取ったリー・アンクリッチ監督が、ピクサー・アニメーション・スタジオが求める人材の条件を語ってくれた。

映画『トイ・ストーリー3』

 映画史上初のCG長編アニメ映画『トイ・ストーリー』を皮切りに、アンクリッチが共同監督を務めた映画『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』、第82回アカデミー賞長編アニメ賞を受賞した映画『カールじいさんの空飛ぶ家』と数多くの名作を生み出し続けるピクサー。映画ファンを魅了してやまない同スタジオは、クリエイターにとってもあこがれの存在だ。果たしてどんな人材を求めているのだろうか?

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 アンクリッチ監督は、たくさんの職種があるので一概にはいえないと前置きした上で、「ピクサーで働いている人間はみんな、自分の中の目標設定がものすごく高いね。常に『自分はまだまだ』という意識があるんだ。才能や積極性はもちろん、好奇心も旺盛だよ」とコメント。そして一番大切なのは、「周囲とうまくコラボレーションできる人。これは絶対条件だと思う。ピクサーを支えるのは、チームプレイだから、エゴが強いスタープレイヤーは向いていない」と語った。

 つまり、ピクサーの名作たちは、各分野のプロフェッショナルによる見事なコラボレーションの産物というわけだ。もちろん、映画『トイ・ストーリー3』も例外ではない。特にシリーズ全3作に参加し、「第1作の完成直後は、僕らが次回作を製作できるかさえわからない状況だった」と振り返るアンクリッチ監督にとって、本作の完成は感慨深いものがあるようだ。「とにかく前2作と同じくらい、いいものを作りたい。その一心でベストを尽くしたし、シリーズ3作で大きな一つのストーリーを完成させることができたと満足しているよ」と語るアンクリッチ監督。彼もまた、自分自身に高いハードルを課しているのだ。

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 「ピクサーは、常に新しいチャレンジを積み重ねてきた。同時に課題もたくさんあるよ。次の世代を誰が担うのか? 若い才能を育てることは、僕らにとっても非常に重要だ」とアンクリッチ監督。ピクサーの公式サイトではほぼ常時、求人情報が掲載されているので、自信のある人はチャレンジしてみては? 可能性はバズ・ライトイヤーの決めぜりふと同じ、「無限のかなたへ、さあ行くぞ!」だ。

 『トイ・ストーリー3』は、1995年に製作された映画『トイ・ストーリー』、1999年製作の『トイ・ストーリー2』に続く待望のシリーズ第3作。持ち主であるアンディの大学進学を機に、おもちゃのウッディやバズら仲間たちは託児施設に寄付されるが、そこはおもちゃを乱暴に扱う子どもたちが待つ地獄だった。アンディの成長を喜びつつも、別れを告げなければならないおもちゃたちの切ない思いが、シリーズ最高の感動的なクライマックスを演出する。

映画『トイ・ストーリー3』は7月10日より全国公開

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