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タランティーノも絶賛したムカデ人間映画が日本上陸 主演の北村昭博「魂の叫びが爆発している」

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日本人としての誇りを胸にハリウッドで活動する北村昭博 『ムカデ人間』では一体どんな姿になってしまう?
日本人としての誇りを胸にハリウッドで活動する北村昭博 『ムカデ人間』では一体どんな姿になってしまう? - (C)2009 SIX ENTERTAINMENT

 海外ドラマ「HEROES/ヒーローズ」のファイナル・シーズンに出演した日本人俳優・北村昭博が出演するオランダ・イギリス合作のカルトホラー映画『ムカデ人間』の日本公開が7月に決定し、北村から本作の日本公開と、日本映画界に向けた熱いメッセージが寄せられた。

 映画『ムカデ人間』は、ドイツ郊外の人里離れた屋敷を舞台に、数人の人間の口と肛門をつなぎ合わせた人間ムカデの創造に心血を注ぐ医師と彼の犠牲になった人間たちの恐怖を描くホラー作品。俳優・そして監督としてワールドワイドに活動する北村は、最初に本作を観たロンドンでの映画祭の様子にふれ「ロンドンの繁華街にある1,330席の超巨大劇場『EMPIRE CINEMA』を埋めた満員のお客さんが、時には恐怖で息をのみ、時には独特のユーモアに爆笑し、クライマックスで何度も拍手をしながら映画に熱狂していくのを見て、トム・シックス監督と興奮気味に目をあわせたのを今でも憶えています」と観客の反応を目の当たりにした喜びを語った。

 その後本作は「ファンタスティック・フェスト」や「スクリーム・フェスト」といった数々のジャンル系映画祭でグランプリを獲得。2010年の夏にアメリカで劇場公開されたときには、クエンティン・タランティーノ監督が来場し映画を絶賛。ツイッターや口コミでその想像を超える内容が広まり、CNNやニューヨーク・タイムズなどでも報道されてブレイクを果たした。『ムカデ人間』の魅力に取り付かれたファンたちの愛情はすさまじかったようで、「ネックレス、猫のおもちゃ、テレビゲーム、それにパロディーのポルノ映画など」の関連商品が次々に作られるほどだったという。

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 本作について「オランダが生んだ天才トム・シックス監督の創造した独創的で奇妙な世界、史上最狂のハイター医師を演じたドイツの名優ディーター・ラーザーの狂気、そして世界で通用する感性を手に入れるために高知から世界に飛び出た僕の“日本代表”としての魂の叫びが爆発している作品」とその出来に自信のコメントを寄せた北村。さらに「映画ファンにとって一度観たら忘れられない映画になっているのは間違いないので、楽しみにしていて下さい」と日本の映画ファンへメッセージを送った。

 また、日本の映画人であるという誇りと共にアメリカで活動しているという北村は、「ハリウッドで日本が誇る『ドラゴンボール』や『AKIRA』が作られているということが悔しくてたまりません。僕らが闘って、ハリウッドに対決しないとダメです! 日本の才能は絶対に世界で勝負できます。だから、これからも僕は闘っていきます」と力強く宣言。「今度は日本人監督の映画に出演して、世界に殴り込みをかけたいです!!」と今後は日本でも積極的に活動し、そこからも世界と勝負していければ、という覚悟を語った。彼の映画にかける熱い思いを感じるためにも、ぜひ本作を劇場のスクリーンで観てもらいたい。(編集部・入倉功一)

映画『ムカデ人間』は7月2日よりシネクイントにて全国順次レイトショー公開

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