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アシュトン・カッチャー、児童買春問題をめぐりフリーペーパーとツイッターで大激論

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アシュトン・カッチャー
アシュトン・カッチャー

 アシュトン・カッチャーが、ニューヨークのフリーペーパー「ヴィレッジ・ヴォイス」誌と児童買春の問題をめぐってツイッターで激しいバトルを繰り広げた。

アシュトン・カッチャー出演映画『抱きたいカンケイ』写真ギャラリー

 アシュトンは、妻のデミ・ムーアとともにたちあげたチャリティ団体を通じて少女の売春をなくすための運動に取り組んでおり、「真の男たちは少女を買ったりしない」というスローガンのもと、ショーン・ペンジャスティン・ティンバーレイクらハリウッドの俳優たちが出演するコマーシャルを製作。4月にはCNNの番組に出演し、毎年10万~30万人の子どもたちが児童買春の犠牲となっているとコメントしていた。これに対し、ヴィレッジ・ヴォイス誌は「真の男たちは事実を正確に示す」と皮肉めいたタイトルの記事を掲載。全米で2か月にわたる調査をしたところアシュトンらが示している数字はひどく誇張されており、過去10年間の児童買春の逮捕数は全米で8,263件しかなかったと伝えた。

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 これを知ったアシュトンは、ツイッターで、「ヴィレッジ・ヴォイスさんに聞くけど、数字データといえば、おたくの募集広告に掲載されたエスコート・サービスの広告、去年はどれだけ広告料をもうけたんだ?」と批判。さらに、「募集広告で自分を売ろうとしている少女たちに対して、君らはちゃんと年齢確認をしているのか?」と痛烈なツイートをよせた。また、無理やり売春させられていた15歳の少女からヴィレッジ・ヴォイス誌が訴えられていた件をあげ、「君たちの広告で売春をすることになった15歳の犠牲者、裁判はどうなってる?」と痛いところを攻撃。ヴィレッジ・ヴォイス側が、「あなたが集めた事実を示してくれれば、僕たちがチェックしてあげる」「いい加減な統計を出すのはやめなさい。君たちの活動に巨額の金がかかることを正当化したいだけ。犠牲者に必要なのは休息とカウンセリングだ」と反撃し、激しいツイートバトルとなった。

 アシュトンとデミが製作したコマーシャルは一部、コミカルな演出がなされていることから、児童買春にユーモアはそぐわないという批判も出ているが、これについてデミはCNNで「全く関心のない人々に気付いてもらうためには、なにか興味のある形で関心を引かなくてはいけません。時にはちょっとしたユーモアも必要です」と語っている。(竹内エミコ)

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