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木村佳乃、宮部みゆき原作のドラマ「魔術はささやく」で孤独なヒロインに!「わたしなりに思い切って演じました」

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中村蒼と木村佳乃-恐怖におののき、姉弟愛に泣いてください!
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 日本を代表するミステリー作家・宮部みゆきの傑作「魔術はささやく」が、この秋、フジテレビでドラマ化され、女優の木村佳乃が主演を務めることが明らかになった。本ドラマは、これまで直木賞をはじめ多くの文学賞を受賞してきた宮部の初期の最高傑作と名高い同名小説を原作に、木村ふんする主人公の高木和子が、過去に犯した“大罪”への贖罪に葛藤する姿を繊細に描き、本来のミステリーとは一線を画した人間ドラマ。木村の弟役は、「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~」で大ブレイク中の中村蒼が務め、小池栄子谷村美月大杉漣松重豊加藤治子原田美枝子奥田瑛二ら、実力派の豪華キャスト陣が顔をそろえる。

 木村が演じる高木和子は、幼いころに弟と離れ離れとなり、別々の人生をたどりながらも、自身が過去に犯した刑事裁判にはならない“大罪”のために、姉であることを名乗り出ることができずに苦悩するキャラクター。以前から宮部作品のファンだったという木村は、「宮部さんの作品は非常に人気もあり、読者の方々それぞれにイメージをお持ちですので、演じる上でハードルが高かったですが、私なりに思い切って演じました。」と意気込みを語った。また、「内容はサスペンスですが、家族愛を描いた作品でもありますので、見てホッとしていただけると思います。とても丁寧な作品に仕上がっていますので、ぜひ楽しみにして下さい」と、年末にはお母さんとなる彼女らしく、作品が描く切ない家族愛にも触れた。実の父が横領犯として失踪、育ての里親がタクシー事故で過失致死……、父親が二度も犯罪者となり、イジメに遭い、孤独と闘う日々を送るヒロインの弟を演じる中村は、自身のキャラクターについて「幼い頃から辛い環境の中で育ってきたので、すごく力強くて人のことを心から思いやることができる純粋な人間です。演じるときにはそんな部分が出せたら良いなと思い演じました」と語った。

 息をもつかせぬスピーディーな展開と、張り詰めた緊張感のなか、人間同士のドラマ、そして家族の絆が繊細に描かれる宮部作品。科学的に裏付けられたある独特の手法を使い、じわじわとヒロインを追い詰めていく殺人鬼の恐怖を描きつつも、弟を思いやり、必死に守ろうとする姉の強さと優しさを感動的に描き出す本作は、震災以降、思いやりの“絆”でつながっている今の日本人の心に強く響く作品となるだろう。(編集部:森田真帆)

 金曜プレステージ特別企画、宮部みゆきスペシャル「魔術はささやく」は、9月フジテレビ系列にて放映予定

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