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共に国際派俳優・菊地凛子&渡辺謙『シャンハイ』で初共演!お互いを高評価!

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和やかなやりとりを披露した菊地凛子と渡辺謙
和やかなやりとりを披露した菊地凛子と渡辺謙

 16日、米中合作映画『シャンハイ』の舞台あいさつ付き特別試写会が丸の内ピカデリーにて行われ、日本人出演者の渡辺謙菊地凛子ミカエル・ハフストローム監督が登壇。共にこれまで数々の外国映画に出演経験がありながら、今回が初共演となる渡辺と菊地は互いの印象を聞かれ、渡辺は「(菊地は)集中力を保つ体力が鍛えられている女優さん」、菊地は「(渡辺は)いろんなアイデアを持っていて、何でもやってみようとするすてきな方」と褒め合っていた。

映画『シャンハイ』場面写真

 本作は、太平洋戦争開戦前夜の激動の上海を舞台に、一人のアメリカ諜報(ちょうほう)員の死がきっかけで列強国の巨大な陰謀が暴かれていくさまを描くサスペンス大作。事件の謎を追う米国諜報(ちょうほう)員のポールをジョン・キューザック、中国裏社会のドン・アンソニーをチョウ・ユンファ、彼の美しき妻アンナをコン・リーが演じるなど、アメリカ、中国、日本の各国からスター俳優が集結している。

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 劇中で海軍・空軍を掌握する日本軍情報部の大佐・タナカを演じた渡辺は「イギリスに留学経験のあるエリート将校役だったので、本物のクイーンズイングリッシュ(イギリス英語)にトライしました。タナカはロマンチックとはほど遠い男ですが、心の奥にさまざまなものを抱えているところを感じてもらえれば」と役柄についてコメント。一方、事件の鍵を握る日本人娼婦(しょうふ)であり被害者の恋人・スミコを演じた菊地は「集中力の必要な役で難しかったけど、同時に難しいなりの楽しみがありました」と実力派女優らしいコメントで役づくりを振り返った。

 また、今回初共演となる渡辺の印象を聞かれた菊地は「ご覧の通り、ざっくりと大きい……」と語ると、渡辺がすかさず「動物園じゃないんだから!」とツッコミ。そのツッコミに笑いながら菊地は「謙さんの、いろんなアイデアを持っていて何でもやってみようとする姿勢は勉強になりました。すてきな方でした」としっかり先輩を褒め称えた。対する渡辺のほうも、菊地を「いろんな国で、いろんな監督と仕事をしてきているので、集中力を保つ体力が鍛えられていると感じましたね」と好意的にコメント。ほかにもこの日、渡辺は菊地のコメントにたびたびツッコミを入れて和やかに会場を盛り上げつつ、最後には「この映画は、男と女が必死で愛を紡ぎながら生きていこうとするドラマです。今は日本全体が揺らいでいますが、(観る方が)困難な時代を乗り越えて生きていこうと思える映画になっていると思います」としっかりうまく作品をPRして、日本を代表する国際派俳優の貫禄を見せつけていた。

 『シャンハイ』は『ザ・ライト -エクソシストの真実-』のミカエル・ハフストロームが監督し、1941年の上海を舞台に描くアメリカ・中国合作のサスペンス映画。本作のイメージソング「FICTION オーケストラバージョン」をK-POPグループのBEASTが担当している。(古河優)

映画『シャンハイ』は8月20日より全国公開

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