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渡部篤郎主演NHKドラマ「外事警察」映画化!日韓を舞台に真木よう子、キム・ガンウの参戦も決定!

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映画版『外事警察』!!
映画版『外事警察』!! - (C) 2012「外事警察」製作委員会

 2009年にNHKで放送された渡部篤郎主演の土曜ドラマ「外事警察」の映画化が決定し、日本と韓国を舞台とした物語となることが明らかになった。映画版には真木よう子田中泯のほか、キム・ガンウ、イ・ギョンヨンといった韓国の実力派俳優が参加、「外事警察」ワールドがさらにパワーアップする。

 これまで秘密のベールに包まれていた日本の対国際テロ捜査の精鋭部隊「公安部外事課」を題材とし、国際テロ組織との戦いをリアルに描き出した「外事警察」。任務遂行のためには手段を選ばず、民間人までも「協力者」(スパイ)として利用するというハードでクールな世界観を持つ本作は、攻撃的なモノトーンの色調に載せた作品世界が魅力。任務のためなら手段を選ばないその非情さから 「公安が生んだ魔物」と呼ばれ、恐れられる住本健司役の渡部篤郎を筆頭に、尾野真千子北見敏之滝藤賢一渋川清彦山本浩司遠藤憲一余貴美子石橋凌というテレビ版でもおなじみのキャストが映画版でも続投。さらに映画版では、新たな「協力者」(スパイ)となる真木よう子、物語のキーマンとなる原子力研究のエリート役の田中泯のほか、日本に潜伏する工作員役のキム・ガンウ、イム・ヒョンジュンといった韓国人キャストも加わり、従来の邦画の枠にとどまらないスケール感を実現している。今回の映画化について渡部は、「ドラマからスタッフ、キャスト一丸となって作ってきた作品なので、さらに作品が続いていくことをとてもうれしく感じております」とコメントを寄せている。

 映画版の舞台は2011年、震災で混乱する日本のある大学施設から、原子力関連部品のデータが盗まれるところから始まり、外事課を外されていた住本(渡部)が、再び外事4課に呼び戻され、かつてのメンバーと事件を追うことになる。本作の脚本はドラマ「相棒」シリーズや映画『探偵はBARにいる』など、圧倒的な情報量を緻密に組み立てる力量に定評がある古沢良太。関係者らへ膨大な取材を敢行、延べ1年半もの月日を費やし、映画版オリジナル脚本を完成させた。

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 さらに映画版では、物語の半分が韓国を舞台としており、3週間におよぶソウルとプサンでの撮影も行われた。韓国語のセリフがふんだんに盛り込まれた本作に向かうにあたって、渡部は韓国語に初挑戦。1か月という短いレッスン時間ながら、撮影現場では通訳を介さずにキム・ガンウら韓国人俳優やスタッフらと雑談をするなど、コミュニケーションも万全だったという。渡部自身も、「韓国の非常に優秀なスタッフが加わり、素晴らしい環境の中で撮影をさせていただくことができ、とても貴重な体験となりました」とコメント。充実した撮影だったことがうかがえる。国際テロ組織と戦うスケールの大きな物語世界はまさに映画向きの題材。「ハゲタカ」のスタッフたちが新たに手掛ける「かつてない警察映画」に期待したい。(取材・文:壬生智裕)

映画『外事警察』は2012年6月2日より全国公開

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