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スポンサーのしがらみ一切ナシで評価高まるWOWOWドラマ、伊勢谷友介がクオリティの高さを語る

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ドラマWスペシャル「尾根のかなたに~父と息子の日航機墜落事故~」より
ドラマWスペシャル「尾根のかなたに~父と息子の日航機墜落事故~」より

 WOWOW製作のオリジナルドラマ「ドラマWスペシャル 尾根のかなたに~父と息子の日航機墜落事故~」に主演している伊勢谷友介 が、圧倒的なスケールで描かれた本作の魅力を語った。

 ドラマWは、有料放送という特性を生かし、地上波や映画では難しい、オリジナリティーあふれる企画、監督、脚本、キャスティング、を実現したドラマ製作プロジェクト。本作もまた、門田隆将 による原作ノンフィクションを、連続テレビ小説「おひさま」などで注目される岡田惠和 が感動的なフィクションドラマに脚本化。映画『沈まぬ太陽』の若松節朗 が、演出を手掛けている。

 今回初めてWOWOW作品に参加した伊勢谷もその魅力について「最近は、製作費の多い映画作品になればなるほど、内容がテレビ化しているように感じていました。WOWOW作品は、規制を気にせずリアリティにもより突っ込んで表現できますし、かなり自由度が高いと思いました」と語る。

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 伊勢谷にとっては、初めてのドラマ主演W出演。出演の決め手は、最初に手渡された脚本だったという。「日航機墜落事故から長い時間がたち、その間、遺族の方々が受け継いできたもの、未来に向けて残していきたいものがきちんと伝わる脚本になっていました。そこに一番感動しました。」

 撮影の様子は番組のオフィシャルサイトでも動画配信されているが、役者たちの張りつめた表情から現場の緊張感は痛いほど伝わってくる。伊勢谷自身も「演じる役柄の気持ちになって考えてみるというのが、役者としての役割。自分の想像力を使ってそのシーンにリアリティを持たせる。それを可能にする現場でした」と振り返った。

 伊勢谷演じる峰岸薫の厳格な父・健造役の國村隼 、薫を温かく見守る母親役には余貴美子 、と多彩な共演陣も魅力の一つだ。「大好きなお二人と共演できて最高でした」という伊勢谷は、「幼少期に父親と別れているので、父親への感情をリアルに演じられるか撮影前は不安だったのですが、國村さんと芝居するうちに父への感情を素直に感じることができました。事故で亡くなった父を思って泣くシーンも、自然に号泣していました」と語った。

 伊勢谷が「映画の現場と言っても過言ではない。最高の環境でした」と断言した本作は、前編、後編合わせて約3時間に及ぶ力作。「良い作品を撮りたい」、その一心で本作を撮りあげた、スタッフとキャストの妥協なき情熱を感じてもらいたい。(編集部:森田真帆)

 ドラマWスペシャル「尾根のかなたに~父と息子の日航機墜落事故~」は10月7日、14日の2週連続、午後10時よりWOWOWプライムにて放送予定

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