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桂文枝、パリ公演決定!日本外国人特派員協会で落語家が初会見!

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桂文枝がパリ公演の構想を語る
桂文枝がパリ公演の構想を語る

 29日、都内・日本外国人特派員協会で、落語家の桂文枝が海外記者を前に会見を行い、12月7日から2日間フランス・パリで行われる襲名披露公演への意気込みなどを語った。

 今年7月16日に「六代 桂文枝」を襲名し、現在、襲名披露公演を全国で行っている文枝だが、その枠をさらに海外にまで広げることになった。同協会で会見を行う初めての落語家となった文枝は、海外プレスを前に「桂三枝改め桂文枝になりました。新しく文枝になったからといって、新文枝(新聞紙)ということではありません」とダジャレを絡めてあいさつしたが、そのダジャレの翻訳に困った通訳に「どうやって訳すんだろ」と突っ込むなど会場を沸かせた。

 さらに、大学時代にフランス語を勉強した経験もあるという文枝は、「フランス語の『Non』は関西弁に似ているんです。『ちがうのん(ちがうNon)』」とダジャレを連発。もっとも現地の公演はフランス語でなく、落語自体は日本語で行い字幕を流すという。「上方の落語は言葉遊びが多く、シャレ言葉が向こうの人に伝わるかどうか心配」と素直な胸の内も明かした。

 過去にもワシントンDCや北京などの海外をまわったが、言葉の壁からか、ことごとく失敗に終わったという文枝。「世代の壁は越えられると考えているが、言葉の壁だけは堅牢」と引き締まった表情で語り、「古典のほうがいろいろと有利だが、自分のように新作を発表する者もいなければ、次の時代に受け継がれるものがなくなっていく。わたし自身はずっと創作落語を続けていこうと思います」。文枝は古典ではなく、新作落語でパリ公演に挑戦する。(取材・文:名鹿祥史)

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