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中国、約3時間の超大作映画を40分カットして上映

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40分もカットしたら話もわからなくなりそう…
40分もカットしたら話もわからなくなりそう… - (C) 2012 Warner Bros. Entertainment. All rights reserved.

 21日、トム・ハンクスが主演を務めた上映時間172分の大作映画『クラウド アトラス』が、北京で行われた中国プレミアで、約40分カットされて上映されたことが明らかになった。The Hollywood Reporterが報じた。中国では、21日に公開された映画『007 スカイフォール』も、検閲により一部のシーンがカットされている。

映画『クラウド アトラス』場面写真

 『クラウド アトラス』は、19世紀の太平洋諸島、20世紀のサンフランシスコ、22世紀の韓国の都市「ネオ・ソウル」など、六つの時代と場所を舞台に人間の神秘を描く壮大なスペクタクル・ドラマ。172分という長い上映時間も話題になっている。

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 香港では24日に公開される本作。香港、及び中国本土で公開されるバージョンでは上映時間169分での上映を予定しているというが、China.org.cnによると、今回の中国プレミアで約130分のバージョンで上映されたことについて、共同監督を務めたラナ・ウォシャウスキーは、「本当にひどい」などとコメントしたという。

 検閲が厳しい中国では、過去にも3Dバージョンでリバイバル公開された『タイタニック 3D』で、ケイト・ウィンスレットのヌードシーンがカットされるなどしていた。『クラウド アトラス』からは中国人女優ジョウ・シュンのラブシーンや、同性愛の描写などがカットされたという。

 『クラウド アトラス』は、イギリス人作家デイヴィッド・ミッチェルのベストセラー小説を原作に、映画『マトリックス』シリーズのラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー姉弟と『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァが共同監督を務めて制作した作品。キャストには、トム、ジョウのほか、ハル・ベリージム・ブロードベントヒューゴ・ウィーヴィングジム・スタージェスペ・ドゥナベン・ウィショージェームズ・ダーシーキース・デヴィッドスーザン・サランドンヒュー・グラントが名を連ねている。日本公開は3月15日。(編集部・島村幸恵)

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