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役所広司×岡田准一×堀北真希、“最後のフィルム”時代劇に挑む!

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名作誕生の予感!-左から堀北真希、役所広司、原田美枝子
名作誕生の予感!-左から堀北真希、役所広司、原田美枝子

 役所広司岡田准一堀北真希原田美枝子の共演で、ポスト藤沢周平との呼び声高き時代小説家・葉室麟(はむろりん)の第146回直木賞受賞作「蜩ノ記」(ひぐらしのき)を映画化することが発表された。

 メガホンを取るのは、28年間黒澤明監督に師事し、黒澤監督の遺作となったシナリオを映画化した『雨あがる』(1999)で監督デビューした小泉堯史監督。「黒澤明監督の再来」といわしめた小泉監督が、黒澤組のスタッフと共に、ポスト藤沢周平の時代劇に挑む。

 「蜩ノ記」は、城内で刃傷沙汰を起こした檀野庄三郎(だんのしょうさぶろう)が、7年前に側室と不義密通し小姓を斬り捨てたとして幽閉された戸田秋谷(とだしゅうこく)の監視役を命じられ、藩政を揺るがす隠ぺい工作に巻き込まれていくさまを描いた作品。庄三郎役を岡田、秋谷役を役所が務め、堀北は秋谷の娘・薫役、原田は妻・織江役で出演する。

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 小泉監督とは本作が初タッグとなる役所は「小泉監督作品は、誠実で品格を備え、時が経っても風化しない奥深さがあり、小泉監督と出会える日を待ち望んでいました」と高まる思いを告白。小泉監督、また役所とも初タッグとなる岡田は「人が人を思うことのすばらしさや原作からも感じた古き良き日本の美しさを描けるように撮影に挑みたいと思います」と意気込みを語る。

 役所とは映画『アルゼンチンババア』(2007)で1度親子を演じた経験があり、初めての映画出演作であった『COSMIC RESCUE - The Moonlight Generations -』(2003)が岡田との共演作であったという堀北は、所作を身に付け本番まで役づくりに打ち込んでいくことを明かし、「今回は足を引っ張ることなく立派に頑張りたいです」と決意を述べた。

 また、『』(1985)、『』(1990)など、小泉監督と共に黒澤組を歩んできた原田は「今回は、日本での最後のフィルム作品になるかも知れないと聞き、時代の流れとはいえ、フィルムで育ってきた私としては、とても淋しいです。でも、そのフィルム作品で、この美しい日本の風景と、武士の精神性の高さを写しとることができるのですから、素晴らしいスタッフ、そして、役所さん、岡田さん、堀北さんといったステキな俳優さんたちと、ていねいな仕事をしたいと思います」とコメントを寄せた。“最後のフィルム”に、後世に残る名作が焼き付けられることを期待せずにはいられない。(編集部・島村幸恵)

映画『蜩ノ記』は2014年公開予定

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