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濱マイク・永瀬正敏とマイクの師匠・宍戸錠、横浜に凱旋 続編に意欲も!!

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永瀬正敏と宍戸錠
永瀬正敏と宍戸錠

 17日、横浜の伊勢佐木町周辺で開催中の第2回横浜みなと映画祭2013「私立探偵 濱マイク大回顧展」に、主役の濱マイクを演じた俳優の永瀬正敏と、マイクの師匠役の宍戸錠が横浜に凱旋した。

濱マイクとスペードのジョー、横浜に凱旋!! 画像ギャラリー

 1994年から1996年にかけて製作・公開された映画3部作、そして2002年に放送されたテレビシリーズなどで知られる「私立探偵 濱マイク」シリーズ。かつて黄金町で営業していた映画館・横浜日劇の2階(テレビ版では屋上)に事務所を構える私立探偵濱マイクは、テレビ版放送から10年以上たった今でも横浜の人たちに愛されている人気キャラクター。この日の会場前にはマイクの愛車であるナッシュ・メトロポリタン(実は林海象監督の私物)も展示。その前にやってきた永瀬、宍戸に向かって地元の人たちから「おかえり!」「ありがとう!」と呼びかけるひと幕もあった。

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 永瀬も「こんなにマイクを愛してもらえてしあわせですね」と感無量の表情。一方の宍戸は、自宅が火事になったことと、映画版第1作のタイトル『我が人生最悪の時』をかけて「俺は今が、最悪の時なんだよ」と自虐的なトークを発し、会場を沸かせた。その様子にさらに興が乗ってきた宍戸は「大丈夫。小6の時に1回、空襲で家が焼けたことがあってね、火には慣れているから」と切り出すと、ささやくような声で「実はあれ、放火なんですよ」と観客に語りかけるなど、すっかり宍戸のペース。隣にいた(テレビ版1話を監督した)緒方明監督は「隣に探偵がいますよ」と永瀬の方を指し、会場を笑いに包んだ。

 林監督は、本上映会のパンフレットに「20年ぶりに横浜に帰ってきた濱マイク」のプロットを発表している。それを受けた永瀬は「テレビの時にやれなかったことが2つあった。1つはレギュラー12人のスピンオフを作ること。そしてもうひとつは最後に海象さんにもう一本、映画版と、テレビ版のマイクを監督してもらうこと。もちろん映画を作るのは難しいことなんですけど、(続編が)あるといいなと思っています」と続編に意欲を見せるひと幕も。そして最後に、「僕もちょくちょく横浜に来ているんで、“困ったときはいつでも来なよ”」という濱マイクの決め台詞を観客の前に披露した永瀬に、会場からは大きな歓声が沸き起こった。(取材・文:壬生智裕)

「私立探偵濱マイク大回顧展」は3月20日まで横浜の伊勢佐木町周辺で開催中

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