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横浜単独公開・6か月ロングラン!永瀬正敏&林海象監督が17年ぶりタッグでチャレンジ

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およそ17年ぶりに本格タッグを組んだ林海象監督と永瀬正敏
およそ17年ぶりに本格タッグを組んだ林海象監督と永瀬正敏

 俳優の永瀬正敏林海象監督がおよそ17年ぶりに本格タッグを組んだ映画『彌勒 MIROKU』の初日舞台あいさつが26日、横浜のシネマ・ジャック&ベティで行われ、永瀬と林監督のほか、土村芳中里宏美大西礼芳が出席した。

初日舞台あいさつフォトギャラリー

 横浜・黄金町を舞台にした「私立探偵 濱マイク」シリーズを生み出した林監督、永瀬にとって、本作の劇場公開が横浜からスタートすることは感慨深かった様子。この日の朝は台風27号の影響で荒れ模様であったが、舞台あいさつが行われた夕方になると雨も止み、永瀬は「今日は台風でしたね。(しかしそんな中で来てくれた)皆さんは、とても大事なお客さんだと思います」と謝辞を述べた。

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 本作は東京から公開するという映画興行の慣例を破り、あえて横浜のシネマ・ジャック&ベティで独占公開。その後、来年に拡大公開が予定されている。林監督は「本当は(濱マイクの事務所があったという設定の)横浜日劇でやりたかった」と2005年に閉館した映画館に思いをはせていたが、「それでも横浜の、しかも(横浜日劇跡地の向かいで営業している)シネマ・ジャック&ベティで上映できるのは本当にうれしいこと」と喜びのコメントを寄せた。

 さらにロングランをほとんどしないシネコン時代に逆行し、早くも6か月のロングランが決定しているという本作。その決定には永瀬も「さすがに6か月というのは。梶原さんすげえなぁと思いましたよ」と同館の梶原俊幸支配人を称賛。それを受け、梶原支配人も「僕も横浜日劇がなくなって残念に思っていましたが、永瀬さんと林監督のタッグ作はぜひとも上映したいと思っていました。間違いなく6か月上映します。チャレンジングな作品なので、僕らもチャレンジをしたかった」と意気込んだ。

 原作は作家・稲垣足穂による自伝的小説。その創造性の強烈さ、哲学性の深さゆえに、映画化は不可能だといわれてきたが足穂の愛読者である林監督が映画化した。「10回鑑賞すると一生タダで同作が観られるプレミアチケットを贈呈する」といい、そのことに触れた大西は「10回観たらタダですが、10回も観ることができる映画なんてそうはない。『彌勒 MIROKU』は皆さんにとって大事な映画になり得る作品だと思います」と自信を見せた。(取材・文:壬生智裕)

映画『彌勒 MIROKU』は横浜のシネマ・ジャック&ベティにて公開中

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