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オスカー候補の若手女優!『博士と彼女のセオリー』スティーヴン・ホーキング博士を支えた妻とは?

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スティーヴン・ホーキング博士と記念撮影!(左から)フェリシティ・ジョーンズ、スティーヴン・ホーキング博士、エディ・レッドメイン
スティーヴン・ホーキング博士と記念撮影!(左から)フェリシティ・ジョーンズ、スティーヴン・ホーキング博士、エディ・レッドメイン - Karwai Tang / WireImage / Getty Images

 オスカー候補の若手女優フェリシティ・ジョーンズが、“車椅子の物理学者”スティーヴン・ホーキング博士と妻の愛の軌跡を描いた話題作『博士と彼女のセオリー』について語った。

映画『博士と彼女のセオリー』場面写真

 同作は、ケンブリッジ大学で出会ったスティーヴン(エディ・レッドメイン)とジェーン(フェリシティ)は交際を始めるが、彼は難病「筋萎縮症側索硬化症」と診断され、身体の運動機能が低下し始める中、二人は結婚するものの、困難な日々に直面していくというドラマ。映画『マン・オン・ワイヤー』のジェームズ・マーシュがメガホンを取った。

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 妻ジェーンについて「彼女は恐ろしいくらい強い女性。脚本を読んだとき、まずそのことが気になった。彼女はアピールするような甲高い声や、50年代の女性らしい部分を持っていて、そんな彼女の口調をコーチを付けて訓練したわ。彼女はダンスが好きで、その動きはバレエのようにスムーズで、身体的にも表現力が豊かなの。でも内面はタフで、古代ギリシア人の強さを想像させるような決断力もある。だから、そんな(人と異なった)微妙な違いを持つ役柄を演じられたことは夢のようだった」と語った。

 実際にホーキング博士に会ってみて「彼のカリスマ性は強烈よ。それにユーモアのあるとても楽しい人。彼と妻ジェーンは恐れ知らずで、まるでロックンロールのようなパワフルな関係。身体的な障害者の人たちを前にすると、大概の人は彼らの前でどう振る舞ってよいかわからないけれど、彼ら二人は周りにどう思われているのかは全く気にしないの。映画内でも、パーティーでホーキング博士が電動車椅子を部屋の真ん中に移動させ、その彼の周りでジェーンが踊るシーンがあるの。先入観を持っている人たちのことを気にせず、ジェーンはホーキング博士に堂々とした人生を送ってほしいと考えていたと思う」と明かした。

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 ジェーンがスティーヴンに惹(ひ)かれたのは「彼らは全く正反対だからだと思う。ジェーンは文学好きで、彼女の全ては説明できないものと信じている。でもスティーヴンは、合理主義的で物理学の世界に没頭し、インテリでしかも活発なの。二人とも研究肌の人達だから、長いこと議論し合うこともあったみたい。でも、ジェーンがスティーヴンのカリスマ性に惹かれ、お互いに惹かれ合ったことは理解できるわ」と答えた。

 映画は、偉大な功績の影に存在した究極の愛を描いた作品。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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