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『ジョーカー・ゲーム』入江監督、続編では『M:I』的アクションを入れたい!?

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初のメジャー大作は知ったかぶりで挑む!?入江悠監督
初のメジャー大作は知ったかぶりで挑む!?入江悠監督 - (c)シネマトゥデイ/山本優実

 現在公開中の映画『ジョーカー・ゲーム』で、初めてメジャー大作に挑んだ入江悠監督が作品に込めた思いを語った。

映画『ジョーカー・ゲーム』フォトギャラリー

 「こんなスケールの作品にオファーされるなんて奇跡。プレッシャーはありましたが、ベテランの方もたくさんいらっしゃる中、僕みたいな新人にやらせるんだから、逆に好きなようにやっていいんだと思って、やりたいことをやらせてもらいました」と入江監督。『SR サイタマノラッパー』シリーズなど、音楽系の等身大の青春映画で知られる監督だが、実はスパイ映画はじめエンターテインメント映画の志向が強い。

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 「生々しいリアルな青春群像も好きなんですけれど、それだけやっていると妙にかっこつけているというか、子どもの頃の自分にウソをついているような気がして。少年の頃は、毎日ジャッキー・チェンの映画や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とかをレンタルビデオ屋へ借りに行くのが唯一の楽しみでしたから(笑)。そんなふうに僕が映画にハマっていった体験を若い人たちにも味わってもらえるような映画にしたいと思っていた」とのこと。

 その言葉通り、出来上がった作品は原作が持つサスペンスだけでなく、アクションもたっぷりと詰め込まれた派手な仕上がり。「盛りだくさんですよね。セット撮影も海外ロケもすべて初めてでしたし、これだけの予算で何ができるかわからないですから、知ったかぶりしながら探り探り膨らませていきました(笑)」と豪快に笑う入江監督によれば、キャスト、スタッフの力が大きかったそう。「僕みたいな新人が、新しいことをやろうとしている姿勢を面白がってくれる方がとても多かったので、すごく助けられました」。

 もちろん主演の亀梨和也もその一人。「すごく動ける人なので現場で撮影していると欲が出てくるんですよ。そこにあるモノを使ってとか、三角飛びで飛び越えてくれとか言っても、期待以上に応えてくれる。おかげでやりたいことができました。ジャッキー映画へのオマージュも詰め込めましたし」という入江監督は、続編への意欲も満々。「まだやりたいアイデアがいっぱいありますから。『ミッション:インポッシブル』的なところで言うとバイクとか飛行機とかね(笑)。昔からの夢でもあるんですけど、パニック映画も作ってみたいですね」と自信に満ちた笑顔を見せた。(取材・文:永野寿彦)

映画『ジョーカー・ゲーム』は全国公開中

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