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菊川怜、学生時代を振り返り「すてきな場所で研究できたらな~」

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WOWOWオリジナルドキュメンタリー映画『もしも建物が話せたら』トークショーに出席した(左から)松崎健夫、菊川怜、松江哲明監督
WOWOWオリジナルドキュメンタリー映画『もしも建物が話せたら』トークショーに出席した(左から)松崎健夫、菊川怜、松江哲明監督

 女優・タレントの菊川怜が18日、都内で行われたWOWOWオリジナルドキュメンタリー映画『もしも建物が話せたら』トークショーに出席した。東京大学工学部建築学科卒の菊川はロバート・レッドフォード監督が撮った生物医学系研究所であるソーク研究所の美しさに触れ「大学の研究所ってあまりキレイではないので、あんなすてきな場所で研究できたらな~」と自身の学生時代を振り返っていた。本イベントには、松江哲明監督、映画評論家の松崎健夫も参加した。

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 本作は「もしも建物が話せたら、何を語るだろう?」というテーマのもと、ヴィム・ヴェンダースを中心に、ロバート・レッドフォード、ミハエル・グラウガーなど世界的に有名な監督がこだわりの建造物に命を吹き込んだオムニバス形式のドキュメンタリー。

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 建築物に入ると、つくりに興味を持ってしまうという菊川は「日本の建築物は境界線を区切らない広がりを大切にしている」と分析すると「東京駅などは100年の歴史もあるし、修復もされている。辰野金吾さんという建築家の名作。時代と共に、そこにある人間模様なども見てきているのでドキュメンタリーにしたら面白いと思います」と語った。

 ドキュメンタリー映画『フラッシュバックメモリーズ 3D』の松江監督は「どういう視点で何を語るかという部分では、ドキュメンタリー映画は劇映画より自由なんです」と持論を展開すると「ナレーションだけで建物を語るのはすごい視点ですね」と本作を評価。またマイケル・マドセン監督のハルデン刑務所に触れると「物を見て人間を語る。人間も物として見ている」と監督ならではの視点で映像を評論。菊川も刑務所のデザイン性や美しさに「キレイすぎて入りたくなっちゃいますよね」と語り、観客を笑わせていた。(磯部正和)

WOWOWオリジナルドキュメンタリー映画『もしも建物が話せたら』は、前編が5月16日午後1時から、後編が5月23日午後1時から放送

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