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『グレムリン』キャストが再集結! CGのギズモは見たくない

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ザック・ギャリガン、ディック・ミラー、フィービー・ケイツ
ザック・ギャリガン、ディック・ミラー、フィービー・ケイツ

 1984年に公開された大ヒット作『グレムリン』の、35mmフィルムによる貴重な特別上映会が、映画の舞台となった米ニューヨークのアンソロジー・フィルム・アーカイヴスで開催され、主演のザック・ギャリガンフィービー・ケイツ、そしてディック・ミラーが登壇。観客とのQ&Aを行った。

 ロジャー・コーマンジョー・ダンテ監督作の常連俳優として、さらに『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』や『ターミネーター』など175本以上の映画に出演してきた大ベテラン俳優ディック・ミラー。彼との共演についてザックは「素晴らしい時間を過ごしたよ。ディックは信じられないほど面白くて、共演シーンで笑いをこらえきれなくて同じテイクを11回繰り返したこともあった」と告白。一方のフィービーも「彼の言っていることは真実よ。全く同じことを言おうと思っていたの。本当に楽しい撮影だったわ」と語った。

 また、アニマトロニクス(生物を模したロボットを使った特殊効果)を駆使した『グレムリン』の撮影エピソードについて聞かれると「ワイヤーがある(つながっている)ことに気づかなかったし、グレムリンは本物に見えた。あれには驚いたね」とディック。フィービーは「最近ではもうあまり目にすることがないけど、あのときの、2人がかりで操作するアニマトロニクスの特殊効果は、本当に素晴らしかったわ」とアナログながら人間味のある当時の特殊効果を懐かしんだ。

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 『グレムリン』3作目やリブート版の製作の可能性について客席から質問が飛ぶとザックは、「ジョー・ダンテ監督をはじめいろんな人が議論しているけど、2作目から時間がたちすぎているからね。続編は難しいんじゃないかな」と実現の可能性が低いことを明らかに。一方のリブート版については「作るとしたら、製作スタジオは特殊効果にアニマトロニクスではなくCGを使うだろうけど、正直言ってCGのギズモは見たくないなあ」と私見を述べた。

 劇中にはさまざまなモグワイ(グレムリン)が登場するが、観客から好きなモグワイを尋ねられると、ディックは「わたしにとっては、どれもみんな同じだね」と淡々と語り場内の大観衆は大爆笑。ザックは「ギズモ以外にはいないよ。彼は僕のバディだからね」と即答しつつも「1作目でクリス・ウェイラスが生み出したグレムリンも、2作目でリック・ベイカーが手掛けたグレムリンも、どれも本当に素晴らしかったね」と撮影当時の1980年代を振り返りながら感慨深く語った。(小林真里)

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