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ガイ・ピアースがジムのオーナー役に挑戦!

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新作について語るガイ・ピアース
新作について語るガイ・ピアース

 映画『メメント』『アニマル・キングダム』などで知られるオーストラリアの演技派俳優ガイ・ピアースが、新作『リザルツ(原題) / Results』について語った。

【動画】ガイ・ピアース出演『奪還者』特報映像

 本作は、遺産を相続したが離婚してしまったダニー(ケヴィン・コリガン)が、精神的にどん底状態だったある日、リフレッシュのため訪れたローカルジムのオーナー・トレヴァー(ガイ)に自宅でセッションするトレーナーのキャット(コビー・スマルダーズ)を紹介してもらったところからスタート。いつしかダニーがキャットを好きになってしまい、彼女を雇うトレヴァーを含めた複雑な三角関係が展開していく……。アンドリュー・ブジャルスキ監督がメガホンを取った。

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 ブジャルスキ監督が手掛ける低予算の作品に出演した経緯は「個人的に彼の作品群が持つ、それぞれの特別な視点に惹(ひ)かれた。それに手法も型破りでユニークな上に、脚本の内容もとても満足できるものだった。特に、人間同士のコミュニケーションの詳細に焦点を絞り、人がなかなか話しにくいことにまで触れ、人間同士が持つ障壁を崩壊させている点も良かった」と語った。ハリウッド作品では味わえない内容のようだ。

 映画は、ドラマやコミカルな要素などさまざまなトーンを持つが、俳優として大変ではなかったのか。「実際には撮影前に1週間のリハーサルがあった。アンドリューは僕らのリハーサルを見て、自分の脚本通りに表現していないと思ったら、事前に伝えてくれた。それに素晴らしかったのは、その間にさまざまなことを模索しながら、演技で試すこともできた点だ。俳優としては、常に観客に真実味のある演技で伝えたいが、映画内のトーンによっては、違ったレベルの演技も必要になる」と長年、一線で活躍する彼らしい言葉だった。

 10代の時にボディービル大会での優勝経験を持つガイは、ジムのオーナー役に適していた。「僕は約30年間さまざまな場所でジム通いをした。だから、さまざまな形式のトレーニングをするジムに関して事前に理解していた。興味深いのは、僕がトレーニングを始めた1980年代に、僕の母はエアロビクスをやっていたが、近年のジムでのワークアウトは、何か人が問題を抱えていたときに、(運動することで)心を洗い流すような魂のよりどころのように思える」と個人的な意見を語った。

 映画は、同じ女性を好きになった男同士が本音でぶつかり合う姿が興味深く描かれている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

映画『奪還者』特報映像 » 動画の詳細
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