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香港の人気俳優アーロン・クォック、ニューヨーク・アジア映画祭スターアジア賞受賞!

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おめでとうございます! アーロン・クォック
おめでとうございます! アーロン・クォック

 今年で第14回を迎えたニューヨーク・アジア映画祭で、スターアジア賞が授与された香港の人気俳優アーロン・クォックが、新作『ポート・オブ・コール(原題) / Port of Call』や同賞の受賞について語り、さらに過去の活動を振り返った。

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 スターアジア賞について「ここニューヨークをまた訪れることができて良かった。ニューヨーク・アジア映画祭で、スターアジア賞を受賞できることはとても名誉なことだ。新作では伝統を重んじる50歳を過ぎた警察官を演じている。過去にも警官は演じたことがあるが、今作は新たな挑戦を強いられることになった。僕もフィリップ・ユン監督も今作がニューヨーク・アジア映画祭でオープニングを飾れることに感謝していて、観客が楽しんでくれることを望んでいる」と答えた。

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 俳優としてのターニングポイントについて「おそらく2000年頃だと思う。舞台での歌やダンスに、自分の中でそれほどクリエイティブ性を見いだすことのできない時期があった。そんな時期に、映画では、何か興味深いことが発見できるのではと期待を持っていたんだ。僕は若い頃にテレビ出演のためにダンスと演技の訓練を受けていて、2000年頃にはダンスを確立できていた。そしてその頃から、より挑戦的な役柄も演じたいと思い始め、アイドル的な俳優からも脱却したいと思っていた。それで、それまで歌手として定期的に1年に2、3枚出していたアルバムを、年に1枚にして本格的に俳優として取り組んだりした」と振り返った。

 ニューヨークを訪れてみて「ニューヨークでは多くを学ぶことができる。前回、ニューヨークに来たときは、映画『スパイダーマン』を観たり、ダンスのレッスンを受けたりした。(俳優業を中心に仕事をしているが)今でも僕はダンスを続けていて、時間があれば、(本場の)ダンスを学びたい。それにニューヨークには才能がある人がたくさんいる上、アートの数も多い。今回もミュージカルを観劇したかったが、残念ながらそんな時間はない」と嘆いた。

 映画『ディバージェンス -運命の交差点-』『父子』で2年連続金馬奨最優秀主演男優賞を受賞したアーロン。今後の活躍がますます楽しみだ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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