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真木よう子、二階堂ふみ&大杉漣と三角関係に!『蜜のあわれ』に幽霊役で出演

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幽霊役の真木よう子
幽霊役の真木よう子

 女優の真木よう子が、文豪・室生犀星の同名小説を実写化する映画『蜜のあわれ』に幽霊の田村ゆり子役で出演し、二階堂ふみ大杉漣と三角関係を繰り広げることが明らかになった。

 室生の晩年の超現実主義的小説を基にした本作は、普通の人間にはわからない金魚の正体を持つ魅惑的な少女・赤子(二階堂)と、彼女と共に暮らす老作家(大杉)の耽美な世界を描き出す。メガホンを取ったのは『ソレダケ/that's it』などの石井岳龍監督。

 真木が演じるのは、赤子と老作家が仲むつまじく暮らしていたところに登場する老作家の過去の女で、怪しげな幽霊という一風変わった役どころ。石井監督から「感情がないわけではないんだけれども、どこか生と死の狭間を演じてほしい」と言われたことを明かした真木は、「そんなこと言われてもできないですよね(笑)。だからこそ役者としてはやりがいがあって、今まで演じたことのない役どころなので面白いなと思い演じました」と苦労を吐露しながらも手応えを感じたようだ。

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 さらに、貴重になってしまったフィルムでの撮影にも「その中に役者として立っていられることを私は純粋に嬉しいなと思いました。気にし過ぎる事でも無いかもしれませんが、NG出したらフィルムがね……無駄にしたらいけない感じがするんです(笑)」と喜びを見せた。

 一方、石井監督は、「この役はとても難しかったと思います。幽霊だけど普通に見えるし、でもやっぱり幽霊だし、ギャグなのかシリアスなのかよくわからないオフビートな会話もたくさんあるし」と真木の苦労に思いをはせる。続けて、「私的にも、どう演出したらベストなのか迷った時もありましたが、ご本人はさすがに演技勘が鋭く、天然でお茶目な面もあり、最終的に繋がってみると、ぴったり彼女ならではのキャラにハマって見え、さすがでしたね」と難役をこなした真木を絶賛した。(編集部・吉田唯)

映画『蜜のあわれ』は2016年に全国公開

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