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東出昌大が羽生善治役!『聖の青春』七冠時の羽生メガネでそっくりに

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実際のメガネでうり二つ!左が実際の羽生善治、右が東出昌大
実際のメガネでうり二つ!左が実際の羽生善治、右が東出昌大 - (C) 2016「聖の青春」製作委員会 / 羽生善治 撮影:中野英伴

 俳優の東出昌大が、松山ケンイチ主演の映画『聖の青春』で、現在も将棋界のトップに君臨する天才棋士・羽生善治を演じることが明らかになった。東出は、羽生が1996年2月の第45期王将戦で谷川浩司を破り史上初のタイトル七冠を達成したときに実際にかけていたメガネを本人から譲りうけ、徹底的な羽生研究をして撮影に臨んだという。

【写真】メガネ率高い…東出昌大、染谷将太、安田顕ら豪華キャスト

 大崎善生の同名ノンフィクション小説を基にした本作は、腎ネフローゼという難病と闘いながらも名人を目指して将棋に人生をかけ、29歳の若さで亡くなった天才棋士・村山聖さんの一生を追った作品。今年2月に松山が村山さん役を務めることが発表された際には、役作りのために過酷な増量をしたことで話題を呼んだ。

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 「東の羽生、西の村山」と並び称されるなど、村山さんにとって羽生は同世代のライバル。そして同時に、史上3人目の中学生棋士、世間にその名を轟かせた史上初のタイトル七冠達成など、数々の記録を打ち立てる憧れのスター棋士でもあった。松山いわく「ヒロインが羽生善治さん」という本作でその大役を担った東出は、羽生本人から当時のメガネを借りられたことを「大変有り難く、幸運でした」と感謝しながら、「あとは全て『見てからのお楽しみ』です」と期待をあおる。

 一方、映画化の知らせを聞いた羽生は、「彼の存在の大きさを感じました」と村山さんに思いを馳せた。続けて、「自分も出てくるので気恥ずかしいところもありますが東出さんに演じて頂いたのはとても名誉な事だと思っています」と照れをのぞかせながらも、「将棋を知らない人達にも楽しんで感じて観てほしいと思います」と期待を込めた。

 さらに、村山さん役の松山と、羽生役の東出が実際の棋譜を覚えた対局シーンでは、2時間半にわたる驚異の長回し撮影も行われた。松山との共演について東出は、「元々、尊敬する大先輩だったので、松山さんとのお芝居の中で過ごせた時間が自分の宝になりました」と振り返り、完成作を観たときは「言葉にならなかったです」と感無量の思いだったことを明かしている。

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キャスト
豪華キャストも発表! - (C) 2016「聖の青春」製作委員会

 そのほかのキャストも発表され、村山さんを献身的に支える師匠・森信雄リリー・フランキー、村山さんの両親・村山伸一&トミ子を北見敏之竹下景子、村山さんの弟弟子である奨励会員・江川貢を染谷将太、病床の村山さんを明るくサポートするプロ棋士・橘正一郎を安田顕、村山さんと公私ともに交流のあるプロ棋士・荒崎学を柄本時生、将棋連盟の職員で将棋雑誌編集長の橋口陽二を筒井道隆が演じる。メガホンを取ったのは『宇宙兄弟』の森義隆監督。(編集部・吉田唯)

映画『聖の青春』は今秋、全国公開

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