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映画出演に罪悪感…ミラ・クニス、母としての苦労と不安

子供が生まれたばかりは不安だったことを語ったミラ・クニス
子供が生まれたばかりは不安だったことを語ったミラ・クニス - Axelle / Bauer-Griffin / FilmMagic / Getty Images

 人気女優ミラ・クニスが新作『バッド・マムズ(原題) / Bad Moms』について、7月20日(現地時間)ニューヨークで行われたAOL開催のイベントで語った。

【写真】テッドと話すミラ・クニス

 日常の子育てと仕事に追われながらも、感謝さえされていなかった母親エイミー(ミラ)は、ママ友カーラ(キャスリン・ハーン)とキキ(クリステン・ベル)と、羽目を外して自由に行動し始めたことから、グェンドリン(クリスティナ・アップルゲイト)率いる規律にうるさい小学校PTAの役員たちと対立していくというコメディー作品。映画『21オーバー 最初の二日酔い』のジョン・ルーカススコット・ムーアが脚本兼監督を務めた。

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 実生活でも母親のミラは「今作は長女と第2子妊娠の間に撮った唯一の作品。あえて俳優として戻るための時間制限をせずに、自分が準備できて良い作品に出会えたら戻るつもりでいた。でも、テレビアニメ『ファミリー・ガイ』で声優を務めていたし、チャンネルABC内にわたしのプロダクションもあったりして、毎日仕事には通っていたの。でも映画の場合は1日17時間、週6日間、別の土地で数か月撮影するため、そうすると子供との生活の多くを失うわ。だから、母親になったばかりの時は、どうなるかわからなかった」と子供が生まれたばかりのころは不安だったそうだ。

 自身のプロダクションを通してハリウッドの女性進出を推進しているのか。「わたしにとって、女性進出は繊細な題材だわ。わたしは脚本を書かないし、監督もしないけれど、若い女性の脚本家を育てたり、プロデュースしたりしているの。特にテレビ番組のライター部屋を見ると、10人くらいのライターのうち、女性はわずか1、2人であることが多い。男女の比率のバランスは取れていないわね」と苦言を呈した。

 悪い母親になっていないか、という懸念について「その恐怖が理由で、長女と第2子妊娠の間に1本の作品にしか出演しなかったの。映画に出演することで罪悪感に駆られたの。女性として仕事、家族、子供など全てを理解していなければいけないし、パーフェクトでいたいとプレッシャーをかけてしまう。そして(他のことを重視して)自分を最後に置くことになる。そのため、全てにおいてのバランスを図ろうとするけれど、最終的に学ぶのは、そんなバランスなんてものはないということ。時に挫折したり、失敗することがあるけれど、それを受け入れなければいけない」と母親としての難しさを伝えた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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