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新海誠監督、『君の名は。』興収210億円超えに「僕たちにも作れるんだ」

左から上白石萌音、神木隆之介、新海誠監督
左から上白石萌音、神木隆之介、新海誠監督

 映画『君の名は。』の大合唱上映会が23日に都内で行われ、上映後の舞台あいさつにキャストの神木隆之介上白石萌音、そして新海誠監督が登壇した。この日、国内の観客動員数が1,620万人、興行収入が210億円を突破したと聞かされた新海監督は「自分たちが作ったものが、そこまで多くの人に観てもらえるということはないような気がしていたんですよね。それは別の世界のことなんだって、無意識のうちに思っていたんです」と公開前の気持ちを率直に明かした。

【画像】神木隆之介&上白石萌音が大合唱上映会に!

 『君の名は。』は今月4日に、宮崎駿監督作『ハウルの動く城』の196億円を抜き、邦画作品の歴代興収ランキング第2位に躍り出た。上にいるのは、同じく宮崎監督の『千と千尋の神隠し』(興収304億円)のみだ。新海監督は「今回の映画でこれだけ観ていただけて、僕たちにも作れるんだってことを『君の名は。』に教えてもらえたような気がします」とコメント。「一度できれば、二度目もできるかもしれないし、僕以外の方も同じことができるかもしれないし、映画界全体にとって、少し良いことができたんじゃないかと、そんなことが思えた年でしたね」と激動の一年を振り返った。

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 本作は心が入れ替わった二人の高校生の交流を描く青春ドラマ。応援、発声、歌唱が可能な「大合唱上映会」を観客と一緒に体感した神木は「楽しいっすね!」と笑顔で、上白石も「皆さんすごいですね。セリフとか全部入っているんですね。キャラクターが言うより先にフライングしてセリフを言ったりとか、本当に同じタイミングでおっしゃったりとかしていて、すごいな~って思いました」と感心。新海監督は「結構疲れる上映(笑)。泣かせるために設計したところが全部泣けなくなる」と苦笑交じりに話していた。(取材・文:岸豊)

映画『君の名は。』は公開中

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