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トランプ大統領令の波紋 配車サービスのウーバー閉鎖運動にセレブも

ドナルド・トランプ米大統領
ドナルド・トランプ米大統領 - Olivier Douliery-Pool / Getty Images

 PEOPLE.comなどによると、ドナルド・トランプ米大統領がイスラム圏7か国出身者の入国を禁止する大統領令を出した波紋が、セレブも加わるウーバーアカウントの閉鎖運動につながったという。

タラジ・P・ヘンソン【写真】

 入国禁止令に抗議するためニューヨークではタクシー運転手が一時的なストライキに入り、JFK空港などではタクシー待合所から見慣れたイエローキャブが姿を消したと報じられている。配車サービスのウーバー(Uber)とリフト(Lyft)の運転手にも団結が呼びかけられたが、ニューヨークのウーバーは商機とみなしたようだ。

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 彼らは公式Twitterで「JFK空港ではサージプライシング(ウーバーが導入した変動料金体系)を解除しているため、普段よりも待ち時間が長くなる場合があります。ご理解をお願いいたします」とツイート。これが炎上し、ウーバーアカウントの削除を呼びかけるハッシュタグ“デリート・ウーバー”が一気に拡散したという。

トランプ大統領令
ウーバー - Carl Court / Getty Images

 映画『ヒデン・フィギュアーズ(原題) / Hidden Figures』、テレビドラマ「Empire 成功の代償」で知られるタラジ・P・ヘンソンは「今すぐにウーバーを削除してやる!」とツイート。「グレイズ・アナトミー」のジェシー・ウィリアムズは「もうデリートしたよ。タクシー労働者同盟へのサポートも忘れないで」とつぶやいている。

 「スター・トレック」「HEROES/ヒーローズ」のジョージ・タケイのツイートによると、リフトの方は大統領令への抗議を示すため、米国自由人権協会(ACLU)に100万ドル(約1億1,500万円)を寄付したとのこと。これを知った「モダン・ファミリー」のジェシー・タイラー・ファーガソンは「リフト、ありがとう! ウーバーは削除したよ! ACLUへのサポートを誇りに思う」とつぶやいている。(1ドル115円計算)

 ウーバーのCEOトラヴィス・カラニックは、ストライキ中によって増えた需要で金儲けをしていると思われないためにサージプライシングを解除することを知らせたかっただけとFortune誌にコメント。大統領令によって影響を受けている自社ドライバーには今後3か月間援助することを明らかにしている。(澤田理沙)

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