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圧倒的な美しさ!トラン・アン・ユン監督の新作予告編

トラン・アン・ユン監督最新作『エタニティ 永遠の花たちへ』ポスタービジュアル
トラン・アン・ユン監督最新作『エタニティ 永遠の花たちへ』ポスタービジュアル - (C)2016 NORD-OUEST FILMS - PATHE PRODUCTION - ARTEMIS PRODUCTIONS - FRANCE 2 CINEMA - CHAOCORP CINEMA

 『青いパパイヤの香り』『ノルウェイの森』などで知られるベトナム人監督トラン・アン・ユンが、オドレイ・トトゥメラニー・ロランベレニス・ベジョら3人のスター女優を迎え、フランスで撮り上げた新作『エタニティ 永遠の花たちへ』(今秋公開)。本作の日本版予告編、ポスタービジュアルが公開となり、フランスに生きる3世代の女性たちの悲喜こもごもを切り取った絵画のように美しい映像の一端が見られる。

【動画】トラン・アン・ユン監督最新作『エタニティ 永遠の花たちへ』予告編

 本作は、19世紀末フランスの上流階級に生まれ一度は婚約を破棄した相手と結婚したヴァランティーヌ(オドレイ・トトゥ)、その息子と結婚した幼なじみマチルド(メラニー・ロラン)、マチルドのいとこで親の決めた相手と結婚したガブリエル(ベレニス・べジョ)、3人の女性を軸にした一大叙事詩。ヒロイン、ヴァランティーヌ役のオドレイが、10代から晩年までを演じ分けている。

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 予告編は、3人の女性たちの結婚、出産、死、別れなど人生の喜びと悲しみを切り取ったもの。長編デビュー作『青いパパイヤの香り』や『夏至』など緑と水を効果的に用いた映像美で知られるトラン・アン・ユンだが、本作でも、うっそうと生い茂る草花、木漏れ日、川、海など色鮮やかな自然の美しさに目を奪われる。

 トラン・アン・ユン監督は、「1975年、12歳の時に両親と兄弟と共にベトナムからフランスに逃げてきました。他の親戚は戦争によってばらばらになっています」と出自に触れ、「家族は4人だけで、ずっしりと根を生やした経験がないと感じる人間として、僕はこの大家族の親子の関係や家系の物語に圧倒されました。大家族の揺るぎのなさや永続性は僕の憧れです」と本作に込めた思いを明かしている。

 本作は劇場公開に先駆け、6月22日から25日に開催される「フランス映画祭2017」でお披露目される。(編集部・石井百合子)

映画『エタニティ 永遠の花たちへ』は今秋、シネスイッチ銀座他にて全国順次公開

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