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『ダンケルク』ノーラン作品常連の名優が声でカメオ出演!時を越えた競演が実現?

『空軍大戦略』のマイケル・ケイン(左)と『ダンケルク』のトム・ハーディ
『空軍大戦略』のマイケル・ケイン(左)と『ダンケルク』のトム・ハーディ - Everett Collection/アフロ (C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.

 映画『ダークナイト』『インセプション』などのクリストファー・ノーラン監督最新作『ダンケルク』に、ノーラン作品の常連である名優マイケル・ケインが声の演技でカメオ出演。マイケルの盟友でもあるノーラン監督ならではといえる、気のきいた配役になっている。

【画像】他にも名優が出演する『ダンケルク』

 第2次世界大戦において、ドイツ軍に包囲されたフランス・ダンケルクから若き兵士たちを救出した、実在の作戦を映画化した本作。劇中では、陸・海・空、3つの異なる舞台と時間軸の物語が同時並行で進行する。

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 空の戦いでは、作戦を支援するためイギリスからダンケルクに向かう英国戦闘機スピットファイアのパイロットたちが描かれ、冒頭シーンで、ファリア(トム・ハーディ)とコリンズ(ジャック・ロウデン)が操縦する2機のスピットファイアに対して、隊長機が「燃料を確認しろ。ダンケルクの戦闘に備えよ」と敵の襲来を警告する。その無線通信の声がマイケルだ。

 『バットマン ビギンズ』でブルース・ウェインの執事アルフレッドを演じるなど、ノーラン作品に必ずと言っていいほど顔を見せているマイケル。本作への“声”のカメオ出演で、ノーラン監督とのタッグは7度目となる。

 ダンケルクにおけるイギリス・フランス軍の撤退の後、ドイツ空軍はイギリス本土ヘの空襲を開始。これを撃退するべく、イギリス空軍は熾烈な航空戦を繰り広げた。この「バトル・オブ・ブリテン」と称される防衛戦を映画化したのが、1969年公開の『空軍大戦略』だ。この映画にマイケルは、まさにスピットファイア部隊を率いるパイロット役で出演。

 今回、マイケルと「時を越えて」競演を果たしたトムは、無線交信のシーンについて「交信はとてもはっきりしていて抑揚もなく、声がはっきり聞こえる。そして動きはあまりない。多くの意味で興味深い演技環境だった」と語っている。無線の向こうでマイケルが演じている隊長は誰なのか、思いをはせながら、声の演技に耳を傾けるのも面白そうだ。(編集部・入倉功一)

映画『ダンケルク』は全国公開中

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