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『ターミネーター』新作、2019年夏公開!ジェームズ・キャメロン構想語る

ターミネーターが2019年に帰ってくる!
ターミネーターが2019年に帰ってくる! - TriStar Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 生みの親であるジェームズ・キャメロンが製作、『デッドプール』のティム・ミラーが監督を務める『ターミネーター』の新作映画の全米公開日が2019年7月26日に決定した。キャメロンとミラーは新作のコンセプトについても The Hollywood Reporter に語った。

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 キャメロンが手掛けた『ターミネーター』(1984)&『ターミネーター2』(1991)は、革新的な映像とストーリー展開で伝説的シリーズと化し、殺人アンドロイド・T-800を演じたアーノルド・シュワルツェネッガーは一躍スターダムを駆け上がった。その後、キャメロンが離脱してからも、映画シリーズは第4弾まで製作。2015年にはこれまでの物語を全てリセットした新3部作の第1弾として『ターミネーター:新起動/ジェニシス』が公開されたものの、アメリカ国内では批評・興行共に不振に終わり、第2弾以降は取り消しになっていた。

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 そんな中、本シリーズの復活に興味を示してきたキャメロン。ついにその新作の全米公開日が確定し、本格始動を始めるようだ。キャメロンは「新作は『ターミネーター』の1~2作目の続きとなる。その後の映画は悪夢、あるいはほかのタイムラインでの出来事だったということにする」と語っており、自らが手掛けてきた作品以外はなかったものとして本作を製作するとのこと。

 また、ミラーが「最初の映画2本は、キャメロンが製作していたとき以上に、現代との関連が深い。その映画の中で描かれていたことというのは、今この世界で起きていることであり、多くのことを予言していたと思う」と指摘するように、“殺人アンドロイド”が現実味を帯びてきたことが新作をつくる意義であるという。

 キャメロンも「テクノロジーは常に僕を怯えさせていたし、誘惑してきた。『機械は人間に勝つと思うか?』と人々は聞いてくる。だから僕はこう答える。『空港やレストランを見渡してみなさい。どれだけの人が携帯電話に夢中になっているか。機械はすでに勝利していると思う』。異なる方法でテクノロジーは勝利しているということだ。私達はテクノロジーとともに進化している。人間とテクノロジーは一体化している。人間と同等の、人間型ロボットや汎用人工知能(AGI)を真剣につくりはじめたときから、テクノロジーは私達を写す鏡になっている」と語りだし、「プーチンが最近言っていたけど、AIを完成させた国家が世界を征服するって。まだそこまでには至っていないけれど、それを進めている人たちがいて、だからこそ、この映画をつくって、彼らにパンチを食らわせなければならない」と警鐘を鳴らす目的もあるようだ。

 本シリーズにはすでにシュワルツェネッガーとサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンがカムバックすることが決まっているが、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のように新たな世代のスターを発掘する予定でもあるという。「現在、新しい物語の中心となる18歳くらいの女性を探している。それに、彼女を取り巻くキャラクターも多数加わることになる」と明かした。(編集部・石神恵美子)

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