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東宝シンデレラ6年ぶり開催&男性オーディション「TOHO NEW FACE」も始動

オーディション告知ポスター
オーディション告知ポスター - (C) 2022 東宝・東宝芸能

 沢口靖子長澤まさみらを輩出した「東宝シンデレラ」オーディションが、6年ぶりに開催されることが決定した。あわせて、1946年から1960年代後半にかけて俳優発掘のためのオーディションとして開催され、三船敏郎さん、宝田明さん、岡田真澄さんらの名優を輩出した「東宝ニューフェイス」のタイトルを引き継ぎ、男性オーディションとして表記も改め、「TOHO NEW FACE」オーディションが始動することが発表された。

東宝シンデレラ8代目は福本莉子!前回(2016)の様子【写真】

 1984年に東宝創立50周年記念イベントとして始まった「東宝シンデレラ」オーディション。初代シンデレラには沢口靖子、4代目は野波麻帆、5代目は長澤まさみ、7代目は上白石萌歌、8代目は福本莉子という顔ぶれ。第7回では、審査員特別賞に上白石萌音山崎紘菜、ニュージェネレーション賞に浜辺美波など、第一線で活躍する女優を数多く生みだしてきた。

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 「東宝シンデレラ」「TOHO NEW FACE」オーディションの応募期間は、本日4月7日から7月18日。応募資格は満10歳から満22歳まで(7月18日時点)の女性・男性で、公式サイト内応募フォームにて、WEB書類と1分程度の自己PR動画の提出が、1次審査へのエントリーとなる。

 8月から全国6都市(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡)で2次審査、9月には東京と大阪で3次審査、10月に「シンデレラ」と「NEW FACE」の2グループにわかれ、都内で4次審査となる合宿審査が実施。最終審査は11月6日で、都内にて「東宝シンデレラ」「TOHO NEW FACE」グランプリ&受賞者発表会が開催される。「東宝シンデレラ」「TOHO NEW FACE」ともに、全応募者の中からグランプリが各1名ずつ、ミュージカルで活躍が期待される人が各1名ずつミュージカル賞として選出される。

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(C) 2022 東宝・東宝芸能

 オーディション告知ポスターは上白石萌歌、上白石萌音、浜辺美波が起用されている。彼女たちがデビューするきっかけとなった第7回「東宝シンデレラ」オーディション以来、11年ぶりに3人での共演が実現した。

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 上白石萌歌は、「『東宝シンデレラ』オーディションは、今思えば私の人生の大きな分岐点でありスタート地点でした。オーディションを受ける前の私は、表現することは大好きなのに人前に出ることは大の苦手で、いつも誰かの後ろに隠れ、俯いてばかりいるような子どもでした。姉と一緒だから、という理由で思い切ってオーディションに応募したことを覚えています。あれから11年が経ち、たくさんの宝物のような出会いと経験をさせていただきました。間違いなくあの時の決断が私を大きく変えてくれました。勇気を振り絞って踏み出した一歩が、人生を変える大きな一歩になるはずです。ご応募お待ちしております!」とコメントを寄せている。

 上白石萌音は、「歌と踊りが大好きだった私に習いごとの先生が勧めてくださったのが『東宝シンデレラ』オーディションでした。『シンデレラ』という言葉が自分と結びつかなくて、そもそも自信が全くなくて、応募するまでとても悩みましたが、背中を押してくださった先生と勇気を出した自分に、今ではとても感謝しています。何も知らず何もできなかった私でしたが、たくさんの方々が根気強く教え導いてくださいました。あのころの学びは宝物です。このオーディションで、本当に人生が変わりました。どうかじっくり考えて、心が決まったら、一歩を踏み出してみてください。自信がないなら、『好き』という気持ちを信じてみるのもいいと思います。ご応募お待ちしています」と語る。

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 浜辺美波は、「私は俳優になりたいと思ったことは全くありませんでした。だからといって将来何の職業に就きたいという意思もありませんでした。引っ込み思案だった私の気まぐれの1歩が今ここに繋がっています。『東宝シンデレラ』オーディションを受けて、選んでいただいて、私は夢をみつけることができ、そして夢をみさせていただいています。私は不器用なので何かを熟すとき普通の方の何倍も時間がかかるので、比較的小さいころから始めていて救われた部分がとてもあります。夢があるから、だけではない、私はそうではなかったからこそ、なんてことのないささやかな理由のあなたの1歩を心から応援しております」と述べていた。(編集部・梅山富美子)

コメント

■市川南(「東宝シンデレラ」&「TOHO NEW FACE」オーディション実行委員会 実行委員長、東宝株式会社 取締役 常務執行役員)
東宝創立90周年プロジェクトとして、第9回「東宝シンデレラ」オーディションと、新たに「TOHO NEW FACE」オーディションをあわせて行うことになりました。以前から、このオーディションの最大の売りは、東宝製作の映画、ドラマに出演していただくということ。さらに加えて今回は、演劇、ミュージカルの出演もお約束します。10月実施の4次審査となる合宿審査には、東宝の映画プロデューサーや演劇演出家の審査はもちろん、沢口靖子、高嶋政宏、高嶋政伸、そして長澤まさみもぜひ現場に行きたいと言ってくれています。もちろん、今回のオーディションをPRしてくれている3人、上白石萌歌、上白石萌音、浜辺美波も審査に加わってもらいます。東宝創立90周年プロジェクトである今回の「東宝シンデレラ」&「TOHO NEW FACE」オーディションは、東宝芸能の俳優さんたちも含めて、総出で審査を行い、東宝らしいやり方で新しい才能を見つけていきたいと思います。

■池田篤郎(東宝芸能株式会社 代表取締役社長、東宝株式会社 常務執行役員)
東宝創立90周年として、「オール東宝」で展開し、これから100周年そしてさらに、弊社に限らずその先のエンターテイメントを担っていける人材を発掘し、大きく展開していきたいという目的で、このプロジェクトは始動しました。新たな男性部門のオーディションとして「TOHO NEW FACE」オーディションを立ち上げました。「東宝シンデレラ」は約40年の歴史の中で、ひとつのブランドとして皆さまに大きく育てていただきました。今回、男性部門の名称を考えるにあたり、1946年から開催されていた「東宝ニューフェイス」オーディションから数々の東宝作品で活躍する俳優を輩出した歴史に着目し、「TOHO NEW FACE」オーディションと命名しました。また、映画だけではなく演劇でも活躍できるような優れた才能を見出すため、今回から新たに「ミュージカル賞」を創設しました。ミュージカル俳優になるためには、歌や踊りの技術の鍛錬を日々重ねなければいけません。興味のある若い方々に早いうちからトレーニングを積んでいただき、ミュージカルの世界に飛び込んでほしいと願っています。東宝が映画も演劇も力を入れて、とびきりのコンテンツを提供いたしますので、そこに参加してくれる才能を見出し、大きなサイクルを創り上げながら展開していきたいと思っています。

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