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「相棒」右京、亡霊話に目がキラキラ 視聴者ツッコミ「食いつきがいい」

終始張り切っていた右京さん
終始張り切っていた右京さん - (c)テレビ朝日・東映

 連続ドラマ「相棒season21」(テレビ朝日系)の第18話「悪役」が、22日に放送された。半グレの会社社長・保科貴之が殺害された事件に興味をもった特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が出会ったのは、コワモテなのにどこか気弱な俳優・小桜千明(一ノ瀬ワタル)。「怖い顔なのにいい人……」「頑張ってほしい」といった小桜への応援と、彼を励ました右京と薫の言葉に「いいこと言うなぁ」などの称賛が寄せられたほか、右京の“幽霊好き”ネタにも「目が輝いてる」「嬉しそう」といった反響が多く見られた。(以下、ネタバレを含みます)

【画像】怖い顔だけど優しい人…視聴者を虜にした一ノ瀬ワタルふんする小桜

 保科が殺害された現場に自主映画のDVDが落ちており、その主演が小桜だった。現場をのぞいていた彼が事件に何らかの関わりを持っていると踏んだ特命係は、周辺への聞き込みを開始。パッケージに応援コメントを載せていた先輩俳優・藤枝克也(山口祥行)にも話を聞くが、めぼしい情報は得られなかった。

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 小桜の高校の同級生で、同じ演劇部だった仲良し4人組のうち、高校教師の池田淳(長谷川慎也)、足の不自由な松尾朋香(田中道子)には会えたが、もう一人の北原陽介は行方不明だという。ダンサーだった恋人の朋香に怪我をさせてしまったことで、大金を必要としていた北原は、保科の裏カジノでバーテンダーをしていた。

(c)テレビ朝日・東映

 北原にそっくりな男を見かけて動揺した保科がボロを出したことで、保科が藤枝からの依頼で、北原の遺体処理を請け負っていたことが判明した。裏カジノで藤枝を見かけた北原は、彼から金を脅し取ろうとして、逆に殺されていたのだ。保科は、真実を知ろうともみ合った末に朋香が刺してしまっていた。

 小桜は一芝居うって、藤枝を狙った朋香を止めた。崩れ落ちるように泣く小桜に「(あなたは)芝居心も、そして人の心を持っています。立ち直ってくださいね」と声をかける右京。薫も「待ってるぞ!」とはげました。

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 右京が今回の事件に首を突っ込んだきっかけは、保科が「亡霊に殺された」という証言があると、角田課長(山西惇)に聞いたこと。その途端、目をキラキラさせて出かけた右京は、「科学が森羅万象を説明できると考えるほうが、よっぽど馬鹿げていると思いますよ」とし、幽霊に会ってみたいと常々語っている。過去には、幽霊を見たことがある薫をうらやましがり、自分には見る才能がないと落胆したことも。幽霊屋敷と評判の家や事故物件をいそいそと見に行き、ワクワクするそぶりを隠さなかったりと興味津々だ。

(c)テレビ朝日・東映

 今回の物語では、亡霊の正体は保科を白状させるために小桜たちが仕込んだ映像で、本物ではなかったのだが、実は右京は本物に出会ったことがある。3代目相棒の甲斐享(成宮寛貴)とともに幽霊の少女と会話も交わしているのだが、彼女が幽霊だったことを、右京はいまだに知らない。「幽霊ネタは右京さんの食いつきがいいね」「嬉しそうだ」とSNSでも視聴者にツッコまれていた。

 次週は、薫が山奥の村で監禁され、さらに右京も捕われの身に……。不穏な事件の予感と、二人が過去にも監禁された経験があることで、「また!?」とネットは大盛り上がり。その翌週の最終回SP(前篇)には、懐かしの人気レギュラー・米沢守(六角精児)が登場することも発表された。この熱気はまだまだ続きそうだ。(文・早川あゆみ)

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