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サム・ニール インタビュー

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サム・ニール独占インタビュー

(C)2001 UNIVERSAL STUDIOS&AMBLIN ENTERTAINMENT.INC

『ジュラシック・パーク3 』
8月4日 (日本劇場ほか全国東宝洋画系)/ 1時間33分 配給: UIP

■スタッフ■ 監督: ジョー・ジョンストン 脚本: ピーター・バックマン 製作総指揮: スティーブン・スピルバーグ
■キャスト■ サム・ニール ウィリアム・H・メイシー ティア・レオーニ アレッサンドロ・ニヴォラ マイケル・ジェッター トレヴァー・モーガン

公式サイト:http://www.uipjapan.com/



- ジョー・ジョンストン監督は撮影に入る前、あなたにトレーニングをさせた のですか?

サム・ニール(以下N) ジョーは冷酷な男だ。いい人そうに見えるが、実際非 情な 男だよ。優しい微笑みの下にはサディストの顔が潜んでいる。僕たちをヘトヘト にさ せ、ずぶぬれにさせ、心臓発作を起こさせようとしたんだ。それは間違いない。 僕の 年齢では、100メートルが精一杯だよ。

- でも事前に彼から忠告があったのでしょう?
確かにそうだ。その点彼は、正直だったね。「これは君が出演した中で、も っと も体力を必要とする作品になるよ」と言ったから、笑い飛ばしたんだ。後になっ て、 不吉な予言だったと分かったが。
- いつが最悪の日でしたか?
最悪だったのは何日かあるけれど、たいていはレインマシーンが入った日 だ。あ れは残酷で尋常じゃない刑罰だった、と言わざるをえない。人にかける前に、水 を冷 蔵庫で冷やしておいたんじゃないかと思う。
- 1作目に出演されましたが、2作目を飛ばして、なぜ3作目になって再び戻 って きたのですか?
僕が2作目を飛ばしたんじゃなくて、2作目が僕を飛ばしたんだ。グラント がど こへ行っていたのか知らないが、本には登場していなかった。帰って来られてう れし いよ。なぜなら2回目は、より深くキャラクターについて考えたいからね。1作 目の 最後では、グラントについて完全に満足しているわけではないんだ。
- この作品は、アメリカおよび世界中のすべてのスクリーンで公開されます が、誰 も見ないようなインディペンデント作品に出演するよりも、スリルなのではあり ませ んか?
いいかい、ものすごいヒットに化ける作品もあれば、ほんの少ししか観客を 呼べ ない作品もある。"The Dish"は、後になって人に発掘される作品だと感じている し、 そういった作品は存在するだろ。

-

 

なぜ1作目の最後では、グラント博士に満足されてなかったのでしょうか?
脚本に書かれていた描写 が不十分だった、とは思わない。当時は、ああいう タイ プのキャタクターをどう演じるのか、よく分かってなかったんだな。今は十分理 解し ていると思う。どんなアクションをする博士でも、ご要望があれば撮影現場に向 か うよ)。この作品では、アレッサンドロ(・ニヴォラ)はアクションするセクシ ー・ ガイだし、トレヴァー(・モーガン)はアクションする少年、ビル(ウィリア ム・H・ メイシー)はアクションするパパで、ティア(・レオーニ)はアクションするド リス・ デイ。
- トレヴァーとの共演はいかがでしたか?
彼はとてもいい子だ。僕が言ったと話さないでくれよ。とてもいいヤツで、 しか も甘やかされてない。
- 常に内容が書き替えられる脚本を演じるというのは、どういった感じでし た?
ときにはゾッとするような瞬間もあった、と言っておこう。誰かが「ここを まと めてしまおうか」なんて考えた時はね。しかし、よりどころになるものが3つあ った。 ひとつめは、スピルバーグとキャスリーン・ケネディが後ろだてだ、ということ。彼 らはこの道を前に幾度となく通っている。ふたつめは、昔も今も変わらないけれ ど、 ジョー・ジョンストンに対する信頼。彼は、なすべきことを知っている。3つめ は、 ユニヴァーサル映画が、この作品に多額の投資をしていて、それを無駄 にはしな いと 分かっていたこと。
- 第1作から8年たって、本作で帰ってきたわけですが、何か違いはありまし たか?
(C)2001 UNIVERSAL STUDIOS&AMBLIN ENTERTAINMENT.INC
うーん、コンピュータ・ジェネレートの素材は、僕らが(第1作で)やった 当時 から、何光年分もの進歩をとげただろう、ということだね。それは言うまでもな いか な。スタン(・ウィンストン)の仕事が、どの程度のものになるのか分からなか った。 アニマトロニック・クリーチャーは、以前と比べたら、果てしなく洗練されてい る。 彼らが激怒したり、動き回ったりしているのを見たら、“絶対生きてる”と断言 する と思うよ。そして、セットの中に入りこんで、この頭脳を持った生々しい生き物 が、 自分に興味を持っている、という気分を味わうだろうね。
- 恐竜が振り向き、見つめてくるのはどんな気分でしょうか?
最高に気色悪い。
- パート4で帰ってきますか?
さあ、次がない、とは言わないが。僕はこの作品に、とても満足している。 過去 の2作品を上回ったと考えているんだ。もしこの作品より、いいものを作れると 保障 してくれるのなら、もちろん検討するだろう。
ロビン・リンチ/訳 吉田恵子
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