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JO1川西拓実&鶴房汐恩 ドラマ「ショート・プログラム」単独インタビュー

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鶴房汐恩&川西拓実

 グローバルボーイズグループJO1のメンバー全員が、あだち充による1話読み切りの短編集をドラマ化した「ショート・プログラム」でそれぞれ主演を務めた。「プラス1」「ゆく春」でそれぞれ主人公を演じた川西拓実鶴房汐恩が、撮影を振り返り、その裏側を語った。

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ドラマの話を聞いて…

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鶴房汐恩&川西拓実

Q:ドラマの話を聞いたのはいつですか?

川西拓実(以下、川西):去年(2021年)の梅雨の時期くらいです。

Q:撮影はいつごろでしたか?

川西:撮影は夏でした。

鶴房汐恩(以下、鶴房):あ、拓実くんの後や俺。夏終わり、秋始まりくらいでした。

川西:8月終わりくらいかな、でも暑かったです。やっぱり汗が! 暑いのと緊張もありますし、撮影現場の空気感というか。すごく汗をかきました。

Q:原作の「ショート・プログラム」は読まれましたか?

鶴房:台本と一緒に原作をもらいました。「ゆく春」の主人公は、自分とリンクするところが結構あったので、役に入り込みやすかったというか、やりやすかったです。

川西:そうですね。画もですが、良い意味で時代を感じますね。お話も甘酸っぱいので……すごく恥ずかしかったです(笑)。

鶴房汐恩

Q:日々忙しくされているなかでセリフはいつ覚えましたか?

鶴房:台本を渡されて、結構時間があったんです。1か月以上くらい。でも、あえて最後の方で覚えました。ギリギリでやったほうが頭に入るなと。正解でした。今回は(ドラマの尺が)30分でしたが、映画とかになるともっと莫大な量を覚えないといけないと思うので難しいかとは思いますが。

川西:僕は普通に読んだり、セリフを言ったりという感じです。何回もやるしかなかったです。どうやっているのか逆に聞きたいよね。

鶴房:(メンバーの)みんなにですか?

川西:いや、俳優さんとか。どうやっているのか聞いてみたいよね。僕、めちゃくちゃ覚えが悪くて。だから何回もセリフを……。

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演技は楽しい?難しい?

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鶴房汐恩

Q:役づくり、演技の練習はどれくらいしましたか?

川西:リハーサルは結構何回もやりました。監督と相手の役の方と。

鶴房:そうですね。

Q:最初に自分が考えてきた演技から実際には変わったところはありますか?

鶴房:自分が「これがいい」と思ってやる演技でも、「ここはこういう風にやってほしい」「もっとオーバーにしてほしい」と言われることもありました。自分では抑えようと思っていたけれど、「もっと出してほしい」とか。難しいですね。

川西:自分で考えてきたことが撮影現場に行くと全然違うことがあったり、それにプラスして動作が増えたり減ったり。臨機応変にやるのが大変でした。

鶴房:(頷きながら)難しいですよね。

川西拓実

Q:演技は楽しかったですか?難しかったですか?

鶴房:やりやすいシーンもあれば、難しいシーンもありました。

川西:そうですね、自分はこれぐらいで伝わる、と思っていても、やっぱり外から見ると伝わりづらいっていうこともあって。その場で一から演じるっていうのがすごく難しかったです。

鶴房:僕は具体的に言うと水泳のシーンがきつかったです。飛び込みのシーンで、最初は髪の毛が濡れてない状態で撮るんですけど、(共演の)長田拓郎さんが水泳経験がなくて飛び込めなかったり、撮り直しになると、髪を乾かして、もう一回そのシーンで。

川西:ええ!! そうなの?

鶴房:そこのシーンがやっぱり時間がかかって。夏だけど寒くて。

川西:濡れてるから。

鶴房:そう。それがちょっとしんどかったですね。楽しかったですけど。

川西:汐恩、飛び込めるん?

鶴房:僕は飛び込めます。

川西:そりゃそうか(笑)。

鶴房:はい(笑)。

Q:撮影を通じて俳優の方のすごさは感じましたか?

川西:めちゃくちゃ感じました!

鶴房:感じたっすねぇ。めっちゃ。

川西:普通に、当たり前に映画とかドラマを観るじゃないですか。別にそこで不自然に思ったことがなくて。でも、実際に撮影の現場を経験してみて、この状況の中で自然な演技をされてるんだ、すごいなあって本気で思いました。

鶴房:(頷き)すごい……。

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ギター演奏に車の運転シーンも!

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川西拓実

Q:川西さんはギター演奏やアクション的なことなどさまざまな挑戦がありましたね。一番大変だったのは?

川西:やっぱりギターですかね。監督がギターを貸してくださって、撮影の3週間くらい前から、ギターをお家で練習してっていうのをやりました。

Q:実際に演奏は?

川西:演奏のシーンでは、後ろで音楽が流れているんですが、一応、実際に弾いて歌ってます。

Q:ちなみに劇中に登場するカセットの曲は?

川西:あれは監督セレクションです。その楽曲が……甘酸っぱい曲があって、ね(照笑)。

鶴房汐恩

Q:鶴房さんは運転のシーン、そして涙のシーンもありましたね。

鶴房:普段、運転しないので。

川西:ちなみに免許は(笑)?

鶴房:4枚持ってます(笑)。

川西:4枚? なんの免許(笑)?

鶴房:(笑)免許は持ってないです。実際にはトラックに車を載せた状態で撮影しています。本当に車を運転する人、自分の父親を想像しながら演技をしました。あと、泣く演技はほんまに何回もやりました。涙はほんま一回しか出なかったんですけど、女優・俳優の方で普通に泣ける方いるじゃないですか。すごいです。

Q:実年齢から少し離れた高校生を演じた感想は?

鶴房:卒業できなかったので高校を。制服を着られて、久々に若返りました。感覚的に。

川西:僕、学生時代も学ランだったんで、もう一回着れて、汐恩が言ったように若返ったような気持ちになれました。学校とかでも撮影があったんですけど、久しぶりの学校ですごく楽しかったです。

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共演者から受けた刺激

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鶴房汐恩&川西拓実

Q:川西さんは芸人であり俳優としても活躍する板尾創路さんとの共演はいかがでしたか?

川西:そうですね。もう滅茶苦茶優しくお話をしてくださって。演技のことで難しいところがあったらアドバイスしていただきました。本当に助かりましたし、すごく勉強になりました!

Q:鶴房さんが刺激を受けた共演者は?

鶴房:親友役の長田さんが30歳を超えていて、高校生役だったんですけど、ほんまに高校生みたいでした。キャラもあるんですけど、声量とか、セリフがはっきりしていてうますぎるなって。横で見ていて、負けないように演じてたんですけど、さすがにちょっと負けました(笑)。

川西拓実

Q:あらためて演技の感想は?

川西:すごく楽しい。

鶴房:そうやと思います。

川西:(鶴房を見て)ありがとうございます。

鶴房:僕らは、パフォーマンスをすることが生業というか、それに重きを置いてる。パフォーマンスについて、完璧にはわからないんですけど、わかることはわかる。でも、演技って初めてで、なにをすればいいかわからないみたいな状態。新しい経験になったと思うんですけど、やっぱり自分のいつものパフォーマンスをする感じが出せてないな、っていうのは感じました。

川西:本当に難しかったんですけど、終わったときにすごい達成感がありました。スタッフの皆さん、共演者の皆さん、監督と一緒になってひとつのものを作っている、という感覚をすごく感じることができて、本当に楽しかったです!

Q:お二人の自然な演技が印象的でしたが、今後も演技に挑戦してみたい気持ちはありますか?

鶴房・川西:はい!

川西:(話を)いただければ。

鶴房:いただけるなら。

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メンバーの演技で気になるのは…?

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鶴房汐恩&川西拓実

Q:ちなみに、ほかのメンバーの作品は観ましたか?

鶴房:まだ観てないんです。

川西:配信されたらちゃんと観ようかなって。

Q:メンバーのなかで演技が気になる人は?

川西:みんな気になる! 決めきれない……!

鶴房:全員ですかね。やっぱりパフォーマンスのとき、一人ひとりの見せ場で「さすが、上手いな」と見ていて思っているので。

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ドラマ「ショート・プログラム」より - (C) あだち充・小学館/吉本興業

【取材後記】

異なる青春を描いた「プラス1」「ゆく春」。主人公を演じた川西拓実と鶴房汐恩が、演技の楽しさや難しさについて目を輝かせながら語る姿には、初心という言葉を思い出させるようなまぶしさがあった。寡黙で真面目な今井一郎(イマイチ)役が見事にハマった川西と、過去に思いを抱え、嘘をつかない上原謙司役で新境地を開いた鶴房。アーティストとして、表現者として、グループとしてもこれからの活躍が楽しみだ。

編集部:梅山富美子 写真:上野裕二

ドラマ「ショート・プログラム」は3月1日より Amazon Prime Video にて独占配信

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