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堤幸彦監督作で主演!『ゲネプロ★7』三浦海里って?

激推しスター発掘調査隊

『ゲネプロ★7』三浦海里(みうら・かいり)【第5回:激推しスター発掘調査隊】

 次世代スターとして活躍が期待される俳優の素顔に迫る本企画。今回は、堤幸彦監督による、人気劇団の新作制作発表からゲネプロ(最終リハーサル)までの13日間を描く『ゲネプロ★7』の主演を務める三浦海里さんを徹底解剖します!

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三浦海里プロフィール

生年月日:1996年10月26日 出身地:埼玉県 身長:178cm 血液型:O型 趣味・特技:音楽鑑賞、縄跳び、サッカー、バスケットボール 芸歴:2011年、第24回ジュノン・スーパーボーイコンテストファイナリストに選出される。映画『八王子ゾンビーズ』、舞台「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」シリーズ、「私のホストちゃん」シリーズ、「幕末太陽傳 外伝」など数多くの作品に出演。オーディション番組「主役の椅子はオレの椅子」に出演し、舞台「『青空ハイライト』~from 主役の椅子はオレの椅子』」で主演の座を勝ち取った。

PRIVATE 素顔に迫る一問一答

Q:海里(カイリ)というのは、本名ですか?

本名です。つけたのは母親かな。もともと名前の候補として“かいと”というのがありました。僕は10月生まれで、埼玉県生まれで、夏にも海にも関係ないんですけどね。何故か、海は残って、海里という名になりました。

Q:あだ名はあったんですか?

小学生の頃は「カイリキー」って呼ばれてました、ポケモンのキャラです。中学校になると、経済水域から取って「200海里」って呼ばれてました。ベタですね(笑)。でも、“海里(かいり)”という名前のおかげで、今でも、みんな苗字ではなくて、名前で呼んでくれるので、そこはとても嬉しいですね。

Q:好きな映画は?

小さい頃、よく観ていたのが『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(2008)という青春コメディー映画でした。10回ぐらい観ています。ちょっとおバカな学生のノリや青春がすごく好きだったんだんじゃないかな。今でも、ふと観たくなる時があります。

Q:好きなジャンルは?

アクション系ですね。マーベル映画とか。つい最近も『アントマン&ワスプ:クアントマニア』を観ました。

Q:映画館派ですか、それとも配信派ですか?

映画館ですね。なるべく。映画はやっぱり映画館で観るためのものだと思うので。

Q:自分を動物にたとえると?

外見だったら、僕は一択で、“カワウソ”。もう鬼ほど言われます(笑)。でも、可愛いのでいいんです。自分でたとえると性格的に猫ですね。一人が大好きだし、気分屋なので。

Q:自分の体で好きなパーツは?

手です。指が長くて、これが唯一誇れることです。

Q:すごくきれいですね、お手入れしてるんですか?

いえ、全くしてない、ナチュラル手です。よく「ピアノを弾けますか?」と聞かれるんですが、楽器はなにもできなくて。宝の持ち腐れです。ぜひ、手タレに使ってください(笑)。

Q:休みの日は何をしていますか?

基本インドア派なので、寝ているか、それこそ動画配信を見漁っています。気になっているドラマや映画を観ます。とくにドラマは一話観たら、最後まで観ないと落ち着かないので、朝から夜までずーっと観続けてます。

Q:おススメを教えてください。

韓国ドラマの「マイネーム:偽りと復讐」。主演はハン・ソヒさんで。僕は韓国作品の中で一番好きで、このドラマを観て筋トレを始めました。それと、「今際の国のアリス」も好きです。原作も読んでいたので、ハマりました。本当のことを言えば、どんな役でもいいから、自分が出たかったなぁ~(笑)。

Q:言われたいのは、カッコいい、かわいい、どちらですか?

男としてはカッコいいが嬉しいですけど、かわいいが最強とも聞いたことがあるし、かわいいですかね。

Q:自分の性格を分析すると?

気分屋ですね。本当に。その時は行こうと思っていても、その日になったら気が重くなるとか。ご飯もさっきまでカレーが食べたかったのに、今、ラーメンを食べたいとか。だから、この仕事をしているのかもしれないです。

Q:俳優になったきっかけは?

まず小さい時に、仮面ライダーになりたいというのがあって。それから「しゃべくり007」がすごく好きでした。それに出たいと思ったのがきっかけでした。で、漠然と芸能界を考えた時に、僕は芸人みたいにトークが得意じゃないし、モデルほど写真に撮られるのが得意じゃないし、ダンスもできない。で、芝居ならできるんじゃないかと思って、俳優を目指したんです。なにも知らなかったとはいえ、本当にナメてますよね。今はすごく難しくて厳しい世界だと実感しています。

Q:憧れの俳優は?

とある作品で一緒になった先輩が、「舞台をつくるうえでキャリアは関係ない。スタートラインは一緒だから、下だからって甘えてはいけない」と言われました。それ以来、いつか一緒にと考えたら、憧れている暇もないな。その人たちと同じ舞台に立たないといけないんだからって思うようになりました。でも、好きな人たちはいます。ずっと好きだったのは新垣結衣さん。そして、男優だと仲野太賀さん。僕は将来的には親友的なポジションを演じたいと思っています。

Q:俳優として目指すのは?

もう一回、仕事をしてみたいと思ってもらえる役者になりたいと思っています。それは人柄もあると思うんですけど、役者さんから一緒にやりたいと思ってもらえるような芝居に対する信頼も必要だし、それ相応の技術も必要ですよね。この仕事は人のつながりが多い業界だと思うんですけど。また仕事したいなと思ってもらえるような愛される役者になれたら、すごく嬉しいなと思っています。

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MOVIE インタビュー

Q:この作品の主演を務めることになった経緯を教えてください。

ABEMAで「主役の椅子はオレの椅子」というオーディション番組があり、そこに参加させていただきました。日々、順位付けされて最終的に主役になった人が舞台の主役と、今回の堤監督が手掛ける映画の主役が決まるというもので、有難いことに一番をいただきまして、今回『ゲネプロ★7』に出演することになりました。

Q:台本を読んだ時にどんなことを考えましたか?

僕は舞台のお仕事が多いので、舞台がメインの話だったので、そこには親近感を覚えましたし。舞台を映像として見せるとなった時に、どんな作品になるんだろうなというワクワク感はありました。

Q:謎めいた新人という役どころで初登場シーンからワクワクしました。

本当においしい役をいただきまして(笑)。台本の面白さもあるんですけど、堤さんのこだわりがいろんなところに詰まっているんです。役者が提案したことも採用してくださって、みんなでつくり上げて行った感じで。完成したものを見た時に、こういう風に撮っていたんだという驚きもありました。

Q:堤監督の演出で印象に残っているのは?

僕は劇中劇の中で、妖精パックという役を演じているんですが、目の部分に映画の『ジョーカー』っぽい、青いダイヤみたいなメイクがされていたり。また、堤監督の演出は、監督がこだわっている部分はこういうふうにやってほしいとか、細かいニュアンスを伝えてくださるんですが、一方で自由度が高くて、割と役者側に任せてもくれました。なので、まず監督の前で自由にやってみようという感じでした。

Q:今回の共演者の方たちは、すでに舞台でスターとして大活躍されている方ばかりですが、共演してみてどうでしたか?

僕は(和田)雅成くんと(高野)洸の二人は知り合いだったんですけど、ほかのみなさんも本当に優しくてウェルカム状態でした。休憩時間にはみんなでマニアックなクイズを出し合って盛り上がって。お芝居になると、先陣を切って引っ張ってくれるので、すごくやりやすかったです。みなさん、人間的にもとてもできている方たちというか。すごく人気者なのに、誰も偉ぶらない。芝居に対しては真摯(しんし)で、仲間に対してはフレンドリーで。こういう人たちを見習わないといけないと思いました。

Q:ムードメーカーは誰でしたか?

陣内役の雅成くんかもしれないですね。コッテコテの関西人なので。結構盛り上げてくれて、みんながボケると全部突っ込んでくれる。芸人みたいな感じです。見た目、ものすごくクールなんですけどね(笑)。今回の役では劇団の新リーダーという役どころですが、現場でも役のまんま引っ張ってもくれました。

荒牧さんは、今回、テディベアをいつも持っているんですけど、僕の勝手なイメージでいうと、持ってそうだな、と。めちゃめちゃ優しいです。僕がちょっと離れたところにいた時に、みんなの輪に入れてくれようとするお兄ちゃんって感じですね。

染谷さんはとても気を遣ってくださったと思います。しょっぱなから「海里」って呼んでくれて、「お前は主役だから堂々としていればいいよ」みたいなことを撮影中に言ってくださって、本当にお世話になった先輩です。

流司くんは一番ギャップがありました。初対面のときの印象ではクールな感じで、とっつきにくいのかなと思っていたんです。ところが、とてもフレンドリーでよく笑う……。人は見かけで判断してはいけないなと思いました。

洸は一回、共演したことがあり、僕より年下なんですけど、歌って踊れて、先輩からも人からも愛されるような人。見習うところ、尊敬するところがたくさんある。素敵な人だなと思っています。

麻璃央くんは、お芝居がすごいなと思いました。シェークスピアを題材にしているので、シェークスピアのセリフを言うところがあるんですが、その言い回しがカッコよくて心打たれたところがありました。こういうアプローチってあるんだと勉強させてもらいました。本当に、みなさんからめちゃめちゃ刺激をもらいました。

Q:今回の作品は劇中劇であり、サスペンスもあり、駆け引きなどいろんな要素があると思いますが、一番、難しかったのは?

アクションですかね。ミステリー要素は台本があったり、堤さんがカット割りで魅せてくださる。でも、アクションは経験の差が出るじゃないですか。とくに、僕以外は刀の扱いに慣れている6人なので。でも、みなさん、僕の練習に付き合ってくれたんです。洸と2人で稽古のシーンで殺陣をするところがあるんですが、練習しすぎて、髪を直せなくなって、それで本番も行くことになったり(笑)。舞台には段差があったり、血糊で滑りそうになったりとかもして大変でしたけど、振り返るといい思い出です。

Q:今回の作品で得たものを、今後、どんな風に生かしていきたいですか?

これまで舞台が多かった僕にとって、『ゲネプロ★7』は映像の作品でこんなに台詞があったのは初めてでした。なので、改めて舞台と映像ではお芝居のスタンスが違うと感じました。最初のシーンが、泣いている陣内を見て、ぼそっと「7人いるじゃないですか?」というシーンでした。僕はものすごく、ぼそっと言ったつもりだったんですが、堤監督が「もっと小さくって言って」と。これ以上、小さな声で言ったら、「なにも聞こえなくないですかー(笑)」って思ったんですけど、ちゃんとマイクが声を拾うし。逆にあんまり動き過ぎると、カメラから離れてしまう。舞台と映像ならではの違いを感じました。でも今回の映画で得た経験が舞台でも生かしていけるというものもありました。ものすごく勉強になり、今後、役者として仕事をしていく上で大きな糧になったと思います。

取材・文:前田かおり 撮影:高野広美

【インフォメーション MOVIE】

新作舞台を控えた人気劇団の、制作発表からゲネプロ(最終リハーサル)までの13日間を描くミステリー。劇団リーダーの急死後、疑念や焦燥感に駆られたメンバー間の信頼関係が崩壊していく。監督は『トリック』シリーズなどの堤幸彦、脚本は『サクセス荘』シリーズなどの川尻恵太が担当。オーディション番組「主役の椅子はオレの椅子」シリーズなどの三浦海里、『刀剣乱舞』シリーズなどの和田雅成と荒牧慶彦のほか、佐藤流司、染谷俊之、黒羽麻璃央、高野洸、竹中直人らが共演する。

映画『ゲネプロ★7』は公開中

公式サイトはコチラ>

(C) 映画「ゲネプロ★7」製作委員会

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