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純喫茶を舞台に16歳の娘とメタボオヤジの奮闘を熱演した宮迫博之

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左から仲里依紗、吉田恵輔監督、宮迫博之
左から仲里依紗、吉田恵輔監督、宮迫博之

 だめ親父が、純喫茶を切り盛りしながら、娘とともに不器用に生きていく映画『純喫茶磯辺』が16日にクランクアップした。9月21日にクランクインしてから、延べ20日間の撮影を無事に終了し、主演の宮迫博之仲里依紗が会見を開いた。

 ロケ地は東京近郊で、この日の撮影と記者会見は東京都の狛江で開かれた。クランクアップを迎えて主演の宮迫は「人見知りの僕が、こんなに楽しかった現場はありませんでした。里依紗ちゃんも人見知りらしく、初日から3日間ぐらいはお互い“ガン無視”の状態でした。でも、里依紗ちゃんのテンションが高いお陰でその後打ち解けて、残りの撮影期間はとても楽しかったです」と里依紗ちゃんとの出会いでの戸惑いを告白。

 仲は「宮迫さんのことをこれからもお父さんと呼ばせて頂きたいです(笑)」と映画同様、宮迫といいコンビだったことをうかがわせた。

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 宮迫が演じたのはメタボぎみ(太り気味)の中年男性。「役作りのため撮影中は腹に詰め物してるんですけど、撮影していると道行く人が『あ、宮迫さん! 頑張ってくださ~い』と言いながら通り過ぎるとき、この腹を見て『意外と太ってるのね』みたいなことを皆が言っていくので、いちいち『これ、詰め物なんです。本当はもっと痩せています』って説明したりして……」と宮迫らしい繊細な発言で取材陣を笑わせた。

 『純喫茶磯辺』は実父が急死し 多額の遺産が舞い込むと、いい加減な性格の宮迫演じる裕次郎は、何の躊躇いもなく仕事を辞め、純喫茶のマスターになって奮闘するという笑いあり、涙ありの人間ドラマ。そのほかの出演者に、濱田マリ近藤春菜ダンカン和田聰宏ミッキー・カーチスなど個性的な面々が名を連ねる。

『純喫茶磯辺』は2008年全国公開

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